◆第27回アラブギフ大賞典観戦記
１９９９．１．２、笠松、１９００ｍ
はじめまして。
私、関西在住、よって基本的に"園田もん"ですが、実家が笠松にまあ近いため、年末年始は"笠松詣で"しました。
１／２（土）に行われたアラブ重賞「第27回アラブギフ大賞典」が観戦できたので、結果と観戦記を書いときます。詳細は笠松競馬のＨＰをご参照下さい。
第27回アラブギフ大賞典（アラ系オープン特別、ＳＰＩ、１９００米、ハンデ、
１着賞金６２０万円、天候：曇、馬場：良）
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｜着｜馬番｜馬名 ｜性令｜斤量｜馬体重｜騎 手｜着 差｜人気｜備考
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｜１｜１０｜オールザドラゴン ｜牡９｜54 ｜４９４｜安藤勝｜2.06.0｜４ ｜転厩前：新潟
｜１｜８ ｜アスターダルシャン｜牝７｜50 ｜４３４｜山 崎｜1/2 ｜５ ｜転厩前：道営
｜３｜９ ｜サルタシーザー ｜牡９｜53 ｜４７６｜東 川｜1.1/2 ｜７ ｜転厩前：道営
｜４｜６ ｜アサヒノルーチェ ｜牡８｜55 ｜４８８｜安藤光｜アタマ｜６ ｜転厩前：福山
｜５｜７ ｜サンデンビスタ ｜牝７｜51.5｜４９２｜岡 部｜1.1/2 ｜２ ｜在籍：名古屋
｜６｜３ ｜ローテーション ｜牡６｜51 ｜４４４｜吉田稔｜ハナ ｜１ ｜在籍：名古屋
｜７｜５ ｜マルタカフレンズ ｜牝６｜55 ｜５１６｜高 木｜2.1/2 ｜３ ｜
｜８｜４ ｜スマノビジャランス｜牡８｜53 ｜４４４｜田 邊｜9 ｜９ ｜
｜９｜２ ｜ホーエイセンプー ｜牡７｜53 ｜４９０｜濱 口｜タイサ｜８ ｜転厩前：福山
｜−｜１ ｜ツルギボタン ｜牝８｜55 ｜ − ｜坂口重｜トリケシ｜− ｜
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単：５７０ 複：２４０、３１０、１１３０
枠連複：７−８ ６２０ 馬連複：８−１０ ２３８０
枠連単：８−７ １１００ 馬連単：１０−８ ３６４０
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◆観戦記
地元最有力馬、ツルギボタン（予想紙の印重かった）出走取消のため、フルゲート１０頭のところ９頭で争われた。
人気は名古屋から参戦の２頭、昨年秋の「全日本アラブクイーンカップ」勝ちで園田でもおなじみサンデンビスタはクイーンカップ以来３ヶ月ぶりのレース、１番人気ローテーションは前走名古屋の重賞勝ちで前５走（３．１．１．０）（左から１、２、３、着外回数ね）の絶好調馬。
地元勢は最右翼ツルギボタンの取消が残念、３番人気のマルタカフレンズは前年のこのレースの２着馬、サルタシーザー同じく３着、オールザドラゴンは４着、ホーエイセンプー７着、アサヒノルーチェはブービー。と、前年同レースに走った馬が５頭、きっかり１つ歳とって、新年のご挨拶ってか？
パドック、返し馬の気配はやはり名古屋の２頭がいい。オールザドラゴンは+8kだがそれ以上に重く見える。う〜ん、"安勝"で８枠（この日笠松はメインまでの９Ｒ中７Ｒも８枠絡み！園田顔負けの８枠ラッシュ！！そして安勝はこの日ここまで５Ｒ乗って３勝２着１つ、恐るべし！）、今日の流れ的には絶対"買い"なんだけどなあ、馬がどうか？
ここはやはり、アラブクイーンカップのレースの"格"を重視して、サンデンビスタに敬意を表した馬券を買いたいところ。
結局、買い目は、ローテーションの３枠とサンデンの７枠で、勝負！の枠連複３−７と、サンデンと同枠のアスターダルシャンが長距離得意（１９００で長距離ってところがアラブの醍醐味！）の差し馬ってことで、７−７のゾロ目の２点買い。（我ながらセコい馬券やなあ）
笠松の１９００のスタートは向こう流しの二角寄り、さあレーススタート、１週目スタンド前通過、そして一、二角までは先行−後方が６頭−３頭の隊形。名古屋の２頭は先行集団でいい位置、よっしゃええ感じや、安勝の馬は後方ブービー、後手踏みすぎやで、よっしゃよっしゃ、切ったワシの勝ちやな、アスターはさらに道中ケツ。
さあ、３．４コーナーから最後の直線、笠松はビジョン（園田で言うところのジャンボトロンやね）ないので上がってくる馬のナマ姿に目え釘付けやで。おい知らん間に安勝まくって来とるで、ワシのサンデンどないしてん？何や結局メインも"安勝"にもってかれてまうんか！２着何やあれ、７枠の８番やがな〜。
と、いうわけで、結果的には先行した有力どころは結局伸びず、後方待機のオールザドラゴンの三、四角からの脚に屈したというわけです。２着のアスターダルシャンは、ドラゴンについってってやりぃ！の２着。
◆余談
笠松でもアラブはまあがんばって走っておりました。
ただ、やはり園田みたいに（サラ導入後は知らんけど）３歳から重賞体系ちゃんとしてるとこみたいに、重賞勝ち賞金どんどん稼いで若くしてトップ！というわけには行かないからか、このレース、出走馬がみんな年かさ！（お気づきでした？）いくら正月に明けて歳１つとったばかりとはいえ、登録馬１０頭の平均馬齢、７．５歳！明け８歳以上が８頭ですよ。因みに昨年の同レースの出走馬平均馬齢は６．９歳。な〜んか高齢化してるような・・・
ちょっと盛り上がらないハナシになってしまいましたが、最後に景気の良い話題を、
笠松はアラ・サラ両方レースありますが、タイムはともかく、サラのただの馬より、アラのオープン馬の方が、馬体の見た目は素晴らしい！特にこの１／２のようなアラ重賞出走の面々となると、みんないいです。当然その日ある１１レース中、重賞のアラブの皆様の馬体が１番です。こういうのも、アラブ競走の醍醐味だと思います。（昨年のこのレースの勝ち馬、ハカタヤマガサ、鹿毛、当時７歳、の馬体はホントすごかった！）
後註：
'99年１月中旬記。ワシのスピハナ掲示板へのデビューカキコ。競走結果の表をテキスト打ちしているところがビギナーっぽくって涙ぐましい。
レース実況がいかにも"山ちゃん語"くさい。しかし文体と密度を別にすれば、今の観戦記の内容と大して差がないような・・・人間なんて、本質的にはそうは変わらぬものである。
（２００１．２．２１）