第33回福山菊花賞観戦報告

 2000.11.12、福山、2250m

はじめに
「姫な菊 そしてお次は 福な菊」
などと、心の中で勝手にキャッチコピーをつけて、当初から観戦予定のデフォルトに据えていた福山菊花賞。だったのだが・・・
同日金沢で行われる4歳以上A級重賞、石川テレビ杯の出走メンバーが凄い。昨年の筆頭で休養明けのツルギネオンと、最近上山より転入したビソウウエスタンを除いた、まさに金沢オールスターズの競演。金沢は未踏の地、これは是非観たい!という想いが強くなり、土壇場で金沢行きを決意(この時点で数人の方に金沢行きの旨を伝える)。ところが当日早朝、念のため天気予報をチェックすると、何と金沢は曇りのち雨。「アカンがなあ!」雨大嫌いな軟弱者のワシ(写真撮影のこともあるが)、旅券を未購入なのをいいことにまたまた予定変更、というわけで結局福山菊花賞へ。
因みに蹴った石川テレビ杯、イセイチフブキがニホンカイユーノスのレコードを更新する逃げ爆勝だったそうで。更にレース終了までは雨は落ちてこなかったらしく、ちょっと悔しい想い。「しかしとことん金沢と縁ないですね。」と、後日ディープさん(石川テレビ杯が面白いと入れ知恵して下さったのは他ならぬ彼です)に突っ込まれる始末。

まあ金沢の件はここまでにして、さて、今回の福山行き、また例によってチボリ号にて。1レース前には競馬場着。

メインレースまで
1レースのパドック周回開始前、場内に流れる前日のレースのVTRが今回の一つのお目当て。すなわち前日メインの霜月特別、A2(オープン2組)戦、1800m。ここに先月兵庫より移籍した、10月の兵庫アラブクイーンカップで1着同着のグリンティアラと、兵庫のオープン平場でコンスタントに活躍していたアローパッションが、ともに福山緒戦。ネットではその結果の情報は流れていたが、リアルタイム観戦は叶わなかったがせめてVTRだけでも、という次第。
そのレース、グリンティアラは1周目三、四角で早々に先行3、4番手に。余裕の先団キープ。アローは後方より3頭目あたりの後方待機。2周目三分三厘で早くもティアラ、我慢できんといった感じで先頭に。抜き去った馬がついてこれないので最後の直線を迎える頃には独走。これにめがけて、向こう流しから三分三厘で一気に押し上げたアローパッションが単騎迫り、直線ティアラに追いつき暫し叩き合い。最後はゴール前50mでアローが差し切り1着、2着ティアラでその差3/4馬身。3着とは6馬身、1秒3差でまさに2頭抜けた結果。アローパッション、若干小粒だがシャキッと鋭い差しの個性は、重厚な有力どころが幅を利かす福山オープン勢に入って、これからの動向が楽しみ。グリンティアラは兵庫時代抜け出すとソラを使うので、敢えて追い込み競馬をしていた経緯があり、そのあたり、福山の陣営がどう手の内に入れるのがが今後注目。実際道中も何となくフワフワ走っていた印象(手前をやたら替えていたような)。

当日の福山の天気は曇り、時折明るくなるものの、概ねかなり暗い空模様。しかしどうやら雨の心配はなさそう。馬場状態は良。若干軽めか。インベタの逃げ馬より、好位から直線外目を差込む馬の方が伸びるような感じ。
この日はメインの菊花賞以外、これといったレースもなく、取り敢えず馬券遊び。すると馬券下手のワシにしては珍しく、1〜5レースまで、連続的中。概ね堅い三桁配当ということもあるが、4Rの枠複22.4倍も仕留めて、出来過ぎ。6Rで連勝が止まったが、ここまででかなりの黒字を計上していたので、あとはメインの菊花賞で本命大口勝負を賭けるべく、"見"。
来福すると聞かされていた、電設の男(ともろう)さんが、メインレースのパドック周回開始の直前にご来場。開口一番「あれっ!ここ金沢だっけ?」と、事前に金沢行きをメールしてあったゆえに突っ込まれる。「スンマセン、ワタクシ、嘘を申しておりました」としか、返す言葉もないワシ。

※福山菊花賞についてはここからです。
福山の古馬重賞体系は、正月の福山大賞典を頂点として、これに次ぐ格式を持つのが春の桜花賞と秋のこの菊花賞。距離も大賞典が2600m、年1回のチャンピオンディスタンス、そして桜花賞菊花賞は距離2250mと、これも長距離戦。つまりは福山の古馬重賞、未だ長距離偏重の印象が強いわけだが、元来パワー&スタミナ勝負が福山オープン競馬の(ワシ個人としては)醍醐味。金沢の石川テレビ杯には未練はあるが、この菊花賞とて、福山オープン一線級の激突という意味からも、個人的注目度大、なのである。特に今年は桜花賞がニホンカイキャロルの引退式と重なり、急遽益田に予定変更したため桜花賞観戦ができなかったため、是非とも菊花賞は、ということもある。

さて、その出走馬は以下の通り。内枠より、
トモシロヒット(52k、黒川)、モナクダイキチ(53k、石井)、マイクリス(53k、山田)、マツノホープ(53k、渡辺)、ワンダーワン(51k、楢崎)、ワールドアイ(55k、嬉)、タイコーリンダ(52k、片桐)、パッピーケイオー(54k、藤本)、マルサンダイオー(53k、久保河内)、ムサシボウナナ(51k、岡田)
以上10頭。だったのだが、ムサシボウナナが出走取り消しで結局9頭。「何だよおムサシボウナナ楽しみにしてのに・・・」とは電設師のオコトバ。

パドック直前、そして発走まで
パドック登場前の装鞍所での各馬、トモシロもダイキチもパッピーも馬房内で大人しく。ワールドは馬場内で首を上下、やがて引き運動。マルサンも。マイクリスとマツノホープは馬房を出されるが引き運動の周回には加わらず、その輪の中心で暫し佇む。

そしてパドックに出走馬が登場。
トモシロヒット、金杯逃げ圧勝の時点が出来のピークか。秋競馬に入り、3戦して1勝、いずれも夏までの彼の強さとは程遠く、下降線か。そういったことが先入観としてあるのは否めぬとはいえ、その気配、チャカチャカと落ち着きのない素振りはまあいつものこととして、トモや頸周りの筋肉が明らかに落ちているような。腹も若干上がり気味。毛艶はソコソコ。なお、今日は浅いブリンカー着用。
モナクダイキチは昨秋から今春にかけて、筆頭アキフジクラウンの2番手をパッピーと争った実力馬。春の桜花賞2着後の5月の次走をワールドの4着に敗退後、休養入りして先月戦列復帰。まだまだ良化途上らしく復帰緒戦の前走はムサシボウナナの5着だったが、地力上位は確か。抑制されたじんわりとした気合い乗り。ブリブリの馬体という印象があったのだがこの日は思いの外スッキリ、以外と小さく見える。鹿毛ながらその毛色は漆黒。
マイクリスは7月の兵庫からの転入緒戦2着が最高の競馬でそれ以降さっぱり。前を歩くダイキチと同じような大型な馬格だが、大人しいというより元気のない周回。覇気、やる気が感じられない。体格に比してトモが寂しい。
マツノホープはいつもながらの皮膚の薄そうな栗毛の馬体で肩が沈む歩き方。夏の頃毎度の如く予想紙上で指摘された歩様の堅さは今回感じられない。出来はピークとのこと。それと併せて、掛かり癖に帰因し長距離に実績なしとも『エース』は触れる。
ワンダーワンは首でリズムを刻んでテンポある周回。馬体はやや細く見える。格的にここは苦戦か。
ワールドアイ、前走園田のタマツバキでは最下位惨敗だったが、この時のパドックは福山での彼からは考えられない暴れっぷり。あの巨体で尻ッ跳ねする様はド迫力、正直恐ろしかった。今日のワールドはいつもの彼。どっしりと落ち着いてグッと気合いを滲ませた周回。そして縛られた舌を口の中でモゴモゴさせて。それにしてもこの馬の重量感は毎度のことながらも凄い。
タイコーリンダはナナが回避で出走馬中唯一の牝馬。牝馬らしく馬体はスッキリで胴体が細い。周回が遅い。バリバリのA1のメンバーに入ると劣勢か。
そしてパッピーケイオー。今春はローゼンホーマ、そして佐賀帰りのアキフジを破っての桜花賞と、重賞連覇。ここがピークで6月山陽杯はワールドの2着で夏を全休。秋競馬開幕から始動して3戦、4、3、2着と着順、そして調子を上げての菊花賞参戦。当然狙うは桜、菊の連取。予想紙は確実に良化と告げる。また、何と言ってもこの馬、アキフジに負けず劣らず長丁場に強い。さて今日のパッピー、いつもよりはかなり大人しい印象。例によってパドックで走り出そうとする素振りは見せるがその頻度が少ない。記憶にあるパッピーの馬体よりはスリムに、有り体に言えば小さく見える。
マルサンダオーは5歳になって古馬A1で戦うも、好走は初夏の一時期だけで概ね苦戦。元々が大人しい周回でありそれは今日も変わらず。腹袋が相変わらずボテッとしている。
騎乗命令がかかり騎手が騎乗馬へ。ワールドアイが嬉jkを乗せると俄然気合いが表面に出る。
マツノホープ、パドック(48KB)
マツノホープ、パドック
兄にも意地が・・・
モナクダイキチ、返し馬(34KB)
モナクダイキチ、返し馬
お目覚め、"黒い巨砲"

そして本馬場入場から返し馬に。パッピーは例によってダクに下ろすと「ニョエ〜!」といった感じに首を前に出して体を伸ばし、口を割る仕草。
トモシロヒットは軽快なキャンター、その口向きはこれまで見た返し馬の中では一番まとも。マルサンダイオーはやや軽め。
ワールドアイは嬉に手綱と引き返しを抑えられつつも、首をグッと下げた、絶好のキャンター。モナクダイキチもテン乗り石井騎手が手綱を抑えてのキャンター、これも気合い絶好。マイクリスはダクで。
パッピーは1周目はダク、そして2周目、強くはないキャンターで最後にスタンド前を通過。ここで電設師、「パッピー何か今日小さく見えるんだよね、あんな小さかったかなあ?」「確かに頸周りとか細いよね」とワシ。「いやこのところ高知で大型のサラばっかり見てるから、福山のオープン馬見ても前ほど大きいって感じなくなってる」とのこと。確かにオオギリセイコーやギャロップスキー、でっかそう。マツノホープは入場と同時に一目散で1周返し馬はしない模様。

で、予想。長距離実績と上昇具合からパッピーは軸不動。相手はパドック及び返し馬と初夏以降の安定性からワールドアイ、これが本線で、それに準じて地力と気配からモナクダイキチ。ただ、パッピーのパドックの大人しさ加減と小さい見た目が若干気になり、ワールド−ダイキチのタテ目も少々。
単勝人気はパッピー断然の1番人気で以下ワールド、トモシロ、タイコーリンダ、マツノ、ダイキチ続く。枠連オッズはパッピー−ワールドが3倍強、パッピー−ダイキチが5倍強で人気はパッピー絡みから、枠単もアタマパッピーからが断然。

そしてレース
レース発走。福山二二五は一二五と同様4コーナーから。ここから丸2周と少し。
ゲートオープン。外枠勢の発馬が概ね良いが、ここは1枠からトモシロヒットが何が何でもの体で一気にハナへ。最初の直線、5、6馬身程は後続に差をつけて通過。2番手は内にマツノ、その直後外パッピー内タイコーリンダなど、これを前に見て直後ワールド、その後ろ、中団にダイキチ、殿にマイクリス。先頭トモシロ殿マイクリス以外は比較的間隔の詰まった縦列で1周目を消化。
2度目のホームストレッチ、先頭トモシロのリードは1、2馬身程、その直後2番手にマツノ、直後3番手の内タイコーリンダ外パッピー、その後ろ差がないインにワンダーワン外ワールド、さらにこの次列にダイキチ、マルサン、最後方は相変わらずマイクリス。

2周目(38KB)
2周目スタンド前
先頭トモシロ2番手赤メンコマツノ3番手内桃メンコタイコーリンダ外パッピー

勝負が動くのはやはり2周目向こう流し半ば、早々にトモシロヒットがギブアップで、それによって押し出されるようにマツノが先頭。後続マツノの差がやや開く。この時点でパッピー先団キープも、例によってタレたような素振りを見せ、鞍上藤本サブちゃんの手綱が激しく動く。しかしパッピーって不思議な馬で、ここから脚色が鈍るわけではなく、グイグイ進出で、三分三厘では前のマツノを単騎追撃態勢。この頃後方からはモナクダイキチの行き脚に点火。外目を石井jkに促されドカドカと押し上がり、4コーナーでは前の2頭、マツノとダイキチににじり寄ってくる。それに比して、好位のワールドアイは特段目立った動きはなく、これは後手踏みの予感。
そして最後の直線勝負、インで粘るマツノホープ、外から併せたパッピーケイオー、さらにその外に取り付かんとするモナクダイキチ。重厚なスタミナ勝負。脚勢で勝るはパッピー、この時点で連入必至。となると馬券も絡んで期待を掛けるは寄せるダイキチ。しかし結局直線半ばで前2頭と脚色が同じになってここまで。「うわ〜ワタナベヤ・メ・テ・ク・レ!」のワシの声空しく、持ちこたえてしまうマツノホープ。直線半ばまで暫しパッピーvsマツノの叩き合いが展開される。最後はパッピーがゴール前50mで前に出て、マツノをねじ伏せ、桜に続いての古馬二二五重賞連取のVゴール。パッピー、最後まで口向き悪い、一見ちゃらんぽらんな走りながら、長丁場は強い。サスガ!
2着マツノその差2馬身、3着1馬身1/2遅れてダイキチ。4着2馬身差でワールドアイだがこれは勝負決してからの差し込み。5着後方から差したマルサンダイオーだったらしい。ブービーはほとんど殿ママのマイクリスべべはそのマイクリスにも抜かれた撃沈トモシロヒット。

パッピーケイオー、ゴール前(36KB)
「パッピーケイオーどぅえ〜っす!」
ゴール前、やっぱり口向きが悪い、ちゃらんぽらん

レース後の口取り撮影、レイを懸けられ関係者さんに引き綱を取られている最中も、パッピー、ずっとジタバタと前掻き、ちっとも落ち着かない。パドックといい返し馬といいレース振りからレース後まで、所作のいちいち全てが個性的、というより妙な馬。この面白さは、レース結果の通過順表示じゃあ絶対表現できないものである(通過順だけ見ると、とても優等性的でソツなく強い好位先行抜け出し馬なのだが)。

レース後の表彰式、その後で表彰台と下馬所を結ぶ外ラチ沿いの通路を帰っていく藤本騎手に、電設師とワシ、サインをお願いしたところ(電設師は単勝記念馬券に、ワシは写真に、ふたりともマニア入っている)、サブちゃんjk、笑いながら手を振って断りつつ駆け抜けていってしまった。「もうサブちゃん照れ屋なんだから・・・」by電設師(電設さんは以前にもサブちゃんにサイン断られた前科あり)。残念。

結局5レースまでの黒字を吐き出し尽くし、赤字転落でこの日の競馬を終える。電設の男さんはフェリー乗船のカブで帰路。ワシは駅までの送迎バスへ。再来週の大一番、全日本アラブグランプリでの再会を約して。

総括、そして締め
いやはや長丁場のパッピーは強い。ホンマ長距離では安定性がある。この馬道中は前半掛かり気味で半ばではタレた素振り、その様子から到底長丁場保たないだろうと思うのだが、最後は確実にじりじり伸びてくる。秋口より確実に仕上げてきた結果、その狙い通りの菊花賞制覇。大賞典に向けて視界良しか。アキフジの復帰は恐らくまだ先であろうから、大賞典にて名実ともに筆頭君臨の確率は高いか。そして夢はその先の荒尾セイユウ賞、さらに佐賀西日本アラブ大賞典へと続く。いずれも長距離、願ったりの大舞台。
2着マツノホープには馬券的にはまんまとやられた。長距離劣勢で切ってしまって・・・2番手で折り合って三角先頭から最後まで粘り込み、馬も良く走ったし、鞍上渡辺騎手も最高の競馬だったのだが。いい脚が持続しないという弱点があり、従って2周目三角で先頭に押し出されてハナを取った時点でひと脚使って直線止まるかと思ったのだが、何の何の。「まあ弟(あのモナクマリンのことです)が大活躍だからアニキとしても考えるところがあるんだよ」と電設師。そうやねえ。
3着モナクダイキチは休養明け2走目、まだ良化途上にしては上出来か。しかし惜しかった、もうひと伸び、あってほしかった。まあこれは私的な恨み言。とは言え2周目向こう流しでの寄せの迫力、地力の一端は見せてくれた。大賞典は楽しみ。テン乗り石井騎手jkとは結構息が合っていたと思う。
4着ワールドアイは着は拾ったが戦前の人気と地力ほどは走らなかったという印象。先団を前に見ての好位キープの競馬だが、どうも自在性に頼りすぎて道中積極性を欠いたとも。差し込んだ4着も勝負の趨勢に直接はほとんど絡んでいないもの。ちょっと勿体ないレースだったかと。
5着マルサンも勝負決してからの差しでは勝ち負けには参加できまい。マイクリスはほとんど競馬になっていないだろう。
トモシロヒットはやはり調子落ちか。明らかにスプリンタータイプだけに二二五は好調だとしても勝ち負けできるかは疑問だが、3コーナー前で後退は、強力逃げ馬としては寂しすぎる。しかし近走の凡走をみるにつけ、金杯をピークとした爆速逃げぶり、あれは夢だったのか?

ともあれ大賞典が楽しみ。と言うものの、福山大賞典と園田の新春賞とは例年1月3日の同日。新春賞は余程のことがない限り捨てられず、日程がずれぬ限りは大賞典の現場観戦は叶いそうもない。何とかしてよ、両主催者さん。

追記:福山在住のおさるさんが、レース後地元FMラジオでオンエアされた、藤本騎手の菊花賞勝利のコメントをまとめて、スピハナ掲示板に書き込んで下さいました。
その内容、ワシの私見とつき合わせると、レースの実態、さらによく窺われるので、ここにおさるさんの私見共々、転載させていただきます。おさるさん、いつも福山情報有り難うございます。
『道中スローペースで追走に苦戦した。渡辺(博=マツノホープ)騎手に上手く乗られた』
『マツノホープはかかっていたが全然ペースは上がっていない』
『向正面を向いた時点で相手はマツノホープだけだと思った』
『(パッピーケイオーは)まだ道中、遊び遊び走っている』
『(パッピーケイオーは)夏は順調に過ごせたが順調すぎて体を戻すのに一苦労した』
『ワールドアイにヤラれる時は外から被されているので、ワールドアイより外枠を引いた時点でワールドアイに対しては安心できた』
だそうです。コレに依るとレース自体は完全にマツノホープのレースだったのにも拘わらず勝つ事が出来なかったということで「マツノホープはMAXでもパッピーケイオー7分出来に勝てない」となりそうです。またこれまでパッピーケイオーの最高パフォーマンスレースは今年のローゼンホーマ記念と思っていましたが、今後はそれを上回るレースを期待できそう(^^)。

2000.11.15 記

兵庫発アラブ現場主義ホームに戻る