第13回アラブ大賞典観戦報告

 2002.8.11、荒尾、2150m

はじめに〜出走メンバーについて
今年も荒尾のアラブ大賞典は、昨年と同様、8月お盆直前の施行である。6月26日の九州アラブグランプリと同様、これも九州交流重賞であり、距離も同じ2150m。因みにこのレースの1着賞金300万円は九州アラブGPのそれ、200万円よりも高い、今日日のアラブ重賞としてはなかなかの高額賞金レースであり、これを狙ってか、佐賀勢も3頭出張してきた。

出走馬は内枠より以下のフルゲート12頭。()内は騎手、性齢、斤量。
ワールドアイ(古泉、牡8、56k)、スマノハピネス(高山、牡7、56k)、ニシケンシーザー(吉田順、牡4、56k)、コウザンシンオー(西村、牡4、56k)、シルバーハヤカゼ(林、牝8、55k)、トチノグレイス(山下、牡6、56k)、スーパージョージ(牧野、牡5、56k)、ダイメイノボル(吉留、牡4、56k)、マノノトップガン(鮫島、牡6、56k)、テイオーノカガヤキ(吉田隆、牡6、56k)、アシュラトウショー(新町、牡8、56k)、サンポーエイト(尾林、牝5、55k)
ハンデは定量。牡馬56kに、牝馬シルバーハヤカゼとサンポーエイトが55k。佐賀所属馬は、ニシケンシーザー、トチノグレイス、マノノトップガン。

九州アラブグランプリから約1ヶ月半、その1着から4着馬がそのまま登場し、まさにその再戦といった様相を呈することとなった。
まずもって触れるべきは九州アラブグランプリの勝者マノノトップガン。今回も鞍上に鮫ちゃんを配し、九州交流連取を狙って乗り込んでくる。鮫島騎手は荒尾2150m戦に恐ろしく強い。今回も捲り一発圧勝となるか。
同3着トチノグレイスと、佐賀勢のもう1頭ニシケンシーザーは同じ西久保厩舎。ニシケンシーザーは昨年の荒尾記念の勝ち馬でもある。
同2着の地元コウザンシンオーの逆転はなるか。荒尾記念で2着惜敗したニシケンシーザーとの因縁もある(九州アラブダービーで既にリベンジは果たしてはいる)。
同4着のスーパージョージは前年のこのレースの勝者。当時は佐賀所属で鮫ちゃん鞍上での圧勝。現在は荒尾所属、牧野騎手鞍上でそろそろ重賞を勝ちたい。
加えて、同レース6着も、平場戦では堅実で勝ち星を重ねるワールドアイや、佐賀西久保厩舎から昨秋荒尾に移るも、以後稼働率が上がらず、今回ようやく荒尾所属して重賞初登場となったスマノハピネス。ここらあたりが注目馬かと。
因みに12頭の平均馬齢は5.9。4歳馬3頭5歳馬2頭の参戦もあって、「ロートル天国」「養老院(失礼!)」と評される当地の古馬重賞としては、この数字は非常に若い!

当日の概況
夜行快速ムーンライト山陽で下関まで、そこから在来線を乗り継いで、当日に九州入り。荒尾には1時前に到着。
事前に天気予報は、中国以西は雨と告げていた。途中鳥栖から久留米あたりは雨降りだったが、到着した荒尾は、幸いにも雨が上がっていた。時折雲が切れて日も差す。湿度が高く蒸し蒸しするが、気温はソコソコで風が強いので、まだ我慢できる範囲。空気が澄んで、コースの向こうに有明海の海岸線がくっきりと見えている。
馬場状態は稍重。馬場が適度に水を含んで、程良い塩梅に締まっている。

ちょっと注目の第8レース
メインレース前の第8レースは小岱山賞。2歳補助馬による特別競走、1400m戦。荒尾では比較的順調にアラブの2歳戦が組まれている模様。「佐賀なんてアラブだけの新馬戦、まだほとんどやれてねえもんなあ。」と"首領"Tienさんが仰るところ。
勝ったのはニホンカイユーノス産駒の鹿毛馬メグミヒリュウ。道中2、3番手から直線抜け出し、逃げたホーエイヒロボーイ産駒スーパーフラワーを交わした。3着直線追い込んだバニラフォッグもニホンカイユーノス産駒、こちらは真っ黒の芦毛。
メグミヒリュウは冠名からも分かるように、あのメグミのパパさんの会社の持ち馬で、ダイオーと同様平山厩舎所属。後半早い段階で鞍上吉井騎手の手綱が動いて、ちょっとジリでズブい印象もあるが、重心が低くて首と手足がよく伸びるフォームは好感。パドックであまり歩きたがらないところが父似か?

パドックから発走まで
トンボがたくさん飛び回り「これは秋の予兆か、まさか。」などと思わせる中、パドックタイムとなる。
1番ワールドアイ。九州AGP6着の後、前々開催の千四戦のオープンで勝利、これが前走。馬体張りはソコソコ、暑さ故かキン○マが下がっている。歩みが遅く、やる気なさそうに周回。夏バテ気味なのか、常時見栄えのするこの馬にしては、今日は印象悪い。
2番スマノハピネス。前々開催はワールドアイの3着で、前走前開催の千五のオープン、ジュライカップを逃げ切り勝ち。若干細身だがスッキリした馬体は、スマノヒット産駒にありがちなフォルム、毛艶もいい。歩様は硬いが歩幅はしっかりある。
3番ニシケンシーザー。前走8月4日の佐賀オープンの千四戦を差し切り勝ち、連闘でここへ。装鞍所では終始回されていたが、入場早々からガチャガチャと煩い。焦れ込み気味か。馬体は張りに富んで、非常にシャープな輪郭。
4番コウザンシンオー。九州AGP2着の後、前々開催では何故かA2A3(オープン2組戦)の千四戦を走り楽勝。それ以来のレース。馬体の実入りと張りは充分。しかも腹回りに重め感もなく、スカッとした印象。これまでともすればボサッと見えることもあったのだが、今日のルックスは非常にいい。栃さんや宇田山さん、ふささんらも好感抱いたよう。
5番シルバーハヤカゼ。九州AGP8着の後、前々走前走共に4着。地元戦であればまだソコソコだが、最近は逃げられぬよう。この馬としては今日は胴が太めで、毛艶も平凡。良かった頃はもっとスカッと見せていたが。
6番トチノグレイス。九州AGP3着以来の実戦となる。馬体重432kは前走比-6k、元来体重のない馬だが更に減った。が、見た目に細め感はなく、むしろ実入りは良いような。キビキビとした周回、尻尾までブンブン振り回している。
7番スーパージョージ。九州AGP4着の後、前開催のジュライカップを後方から追い込めず6着。相変わらず短距離戦は合わない。入場早々から首を上下に振ってかなり煩い。元々悍性のキツい馬ではあるがちょっと気合いが乗り過ぎかも。内股にかなり発汗。毛艶と張りはこの馬なり、シャープで格好いいルックス。
8番ダイメイノボル。3歳重賞肥後さざんか賞の勝ち馬で、今年2月の九州アラブ栄冠は2着。荒尾の4歳勢ではコウザンシンオーに次ぐ実績を持つ。前走は前開催のA2A3の千四戦を4着。これまで古馬A1の経験はない。うつむいて気合いを表に出さない周回。キン○マ下がり気味。馬体張りも今一つ。
9番マノノトップガン。トチノグレイス同様九州AGP3着以来の実戦である。馬体重488kは前走比+4kだが、数字以上に馬体が緩めで、腹回りもちょっと立派過ぎの感も。前走時よりは落ち着いた、ともすれば元気のない周回気配。それでも周回後半、そして鮫ちゃんが跨ると、次第に身のこなしがキビキビしてくる。
10番テイオーノカガヤキ。A1とA2の中間といったクラスの馬。前走ジュライカップは7着。追い込み一手の不器用な大型馬。毛艶も馬体張りも充分。物見をする程にゆったりと周回。ルックスだけなら大物感たっぷり。
11番アシュラトウショー。前走ジュライカップは後方ママの9着。やや腹が重いがゆったり大人しく周回。10番と同様栗毛の大型追い込み馬。因みにこの馬の母はグレートエルザ、ということは、あのドリーミングの2つ上の半兄である(とは今気付いた)。
12番サンポーエイト。前走ジュライカップ3着。毛艶と張りはいいが周回に覇気がない。トモの送りが硬い。

本馬場入場から返し馬。入場時トチノグレイスがちょっと膠着。そしてマノノトップガンも立ち止まってしまい、暫し入場の隊列を乱す。
コウザンシンオーは真っ先にキャンターでスタンド前にやって来る。力強い走り。ややあって、ワールドアイにスマノハピネス、スーパージョージにニシケンシーザーらが、集団調教の如く一斉にスタンド前へ。ワールドアイは例によって首を下げたキックの効いた走り。スーパージョージは鶴首気味になって抑制されたフォーム、比較的楽に。マノノトップガンはやや遅れて、前走時と同様、フワリフワリとした感じの個性的なキャンター。トチノグレイスは大外を楽に流し、最後の最後にもう1周。

予想。マノノトップガンは出来絶好には見えぬところだが、さすがにこれを外した馬券は買いづらい。AGP以来の実戦で「これはやはり相変わらず体質弱くて使い込めないか。」などと事前には思ったが、トチノグレイスも同じローテーションであり、中間の調教時計もちゃんと出しているので問題なさそう。そして何と言っても、荒尾二一五の鮫島は怖い。が、問題はオッズ。この馬に一本被りなので、ここから買うのであれば点数を絞る必要がある。
コウザンシンオーの印象が非常に良い。「これならば」と思わせる。が、マノノ−シンオーの組み合わせは一番人気。「マノノは前走圧勝だけれども、荒尾の大差勝ちってのは必ずしもそれが実力そのままでもないからねえ。シンオーあたりの逆転を期待したいよねえ。」と栃さんなど。
不気味なのはニシケンシーザー。3歳時は逃げ馬に近い先行馬だったのが、最近は好位差しにモデルチェンジしつつあり、出方が読めぬ。「それにしても『九州スポーツ』の予想、本命ニシケンシーザーはねえだろ。『暑さに強い。』って言い分も訳わかんねえよな。」「これ連闘だから事前に追い切りかけてないじゃないですか。」などとTienさんと。
しかし何だかんだ言って、結局大きく期待してしまうのがスーパージョージ。「今度こそは追い込み炸裂!」と夢を抱く。今回は人気もやや下がって、オイシイオッズになっている。
ということで、まずは馬単でスーパーから、マノノ、シンオー、ニシケンへ。そしてマノノを中心に、シンオー、スーパー、ニシケンへ馬複、シンオーからのタテ目も少々。トチノグレイス、スマノハピネス、ワールドアイらも気になるが今回は見送り。

レースなり
いよいよレース。距離2150mのスタート地点は2コーナー。
ゲートが開く。各馬横一線の出の中、内からニシケンシーザーが押され気味にフロントを狙う。が、やがてスマノハピネスがこれを制し、三角手前でこちらが先頭に立つ。ニシケンは離れず外2番手、今日は先行策か。外からサンポーエイト、内からワールドアイも2頭を追って直後に付け、これらが先行集団を形成する。シルバーハヤカゼは今回も逃げは叶わず、この集団3列目あたり。マノノトップガンは好位の前、コウザンシンオーの姿は先団にない。

1周目、先頭から(34KB)
1周目の正面スタンド前、先頭から
先頭スマノハピネス、2番手内がニシケンシーザー

そして正面スタンド前。先頭スマノハピネス。2馬身弱開いて、2番手内にニシケンシーザー、外にサンポーエイト。ニシケンの直後内にワールドアイがいて、それにシルバーハヤカゼが続く。ここで5馬身程度は間隔が開いて、以降は一団。このフロント、外マノノトップガン内コウザンシンオーがびったり併走。シンオーは先行競馬でなく、マノノ完全マークに出たか。1馬身強後ろにダイメイノボル、直後インにトチノグレイス外スーパージョージ。アシュラトウショーとテイオーノカガヤキが予想通り最後方。といったように、隊列は先団−後方にぱっかり二分された。それぞれの集団は比較的固まっていて、共にペースが落ち着いている模様。

1周目、好位・中団(34KB)
1周目の正面スタンド前、好位・中団
その前列、内コウザンシンオー外マノノトップガンがびったり併走

レースが動くのは向こう流し半ば。隊列がやや縦長になりつつあるところ。好位勢からやっぱり動いたマノノトップガンwith鮫島。が、今回はちょっと景色が違う。というのも、先に仕掛けたのはマノノではなく、どうやらコウザンシンオーであるような。とにもかくにもこの2頭が加速。半馬身強先んじ駆け上がるシンオー、それに併せてジワリジワリと動くマノノ。3コーナーまでに、手応えの怪しくなったワールドアイやサンポーエイトを抜き去る。が、前の2頭、スマノハピネスとニシケンシーザーはまだまだ脚勢に翳りなく、鮫ちゃん得意の捲り一気とはいかぬよう。この頃スーパージョージは後方から上昇を図るも、見た目にも斬れが悪く、すんなり前に取り付けない。
三分三厘、先行2頭にマノノとシンオーが接近。先入観もあり、遠目にはすんなりマノノが前を捉えたようにも見えたのだが、その実はえっちらおっちらと、四角手前でフロントに辿り着いた。必死なのはコウザンシンオー。三分三厘ジワジワとマノノに交わされはしたものの、「ここが踏ん張りどころ、離されてなるものか!」とばかり、これに食い下がってく。が、マノノの外を、ギリギリの走りだったがためか、このあたり、外に大きく膨れてしまう。
そして4コーナー。最内でスマノハピネスが粘り、その外からニシケンシーザーがこれを交わす。マノノトップガンは馬場ど真ん中へ進路を取って、ニシケンシーザーの前に出て先頭に立つ。コウザンシンオーはマノノが大きくコーナリングしたため、さらに外に押しやられ、これが致命的ロスとなって、4番手での周回。マノノに離された。
最後の直線、ゴールを目指すマノノトップガン。しかし後続を突き放せない。離れた内で、ニシケンシーザーが1馬身圏内で頑強に抵抗。ゴールまで残り僅かとなって、逆に差し返し気味に差を縮める。ゴール板前で待ち構えるワシの角度からは「エッ!これニシケン(先頭に)替わる!?」と見えたほど。が、実のところは、マノノトップガン、終いは半馬身差をつけて、九州交流連取のゴールに飛び込んだ。

マノノトップガン(31KB)
マノノトップガン、キッチリ勝つ
内ニシケンシーザーの粘りも振り切ってV

2着ニシケンシーザー。そしてその刹那、馬場大外をシュバッ!とコウザンシンオーが駆け抜ける。直線猛然と追い込んだが届かず3着、ニシケンに遅れること1馬身。最後まで粘走したスマノハピネスがクビ差4着。5馬身開いて、スーパージョージは後半上昇するも5着止まり。トチノグレイスは後半スーパー同様差し込むも6着。7着ダイメイノボル、ワールドアイは中盤以降先団から脱落して8着に終わる。以下割愛。

振り返って
レースのリプレイを見ながら、栃さんと振り返る。「コウザンシンオー、先行するかと思ったら完全にマノノマークだったね。ところでこれ、道中ペースどう?やっぱり遅いよねえ。」「間違いなく。お陰で前のニシケンとスマノハピネス、前半貯金出来て最後まで残ってるもんね。」「それでマノノも今回は一気に捲り切れなかったしね。」「ニシケンシーザーは今回先行して正解でしょう。逆にシンオーは、ちょっと作戦負けだなあ。これだけ走れれば、前にいたなら結果変わってるよね。」「3、4コーナーで大外回り過ぎだしね。最後伸びてるだけに。うーん、ちょっと消化不良といった感じのレースになっちゃったかなあ・・・」などと。締めはちょっと辛口になったが、コウザンシンオー、惜しい――
マノノトップガンは圧勝にはならなかったが、逆にこの馬本来の持ち味、レースセンスや自在性が発揮されたとは思う。2周目3、4コーナーのライン取りは巧く、そしてエグい。
ニシケンシーザーは前述の通り、先行策が功を奏したかと。佐賀4歳勢では、ホーエイハンターの方が地力ありそうで評価されがちだが、この馬、相当地力を上げてきている。侮り難い。
コウザンシンオーはなあ、非常に強いレースをしたのだが、肝心なところでレースに噛み合わなかったというところか。3、4コーナーでの走りは、西村騎手もマズった感じだが、流れが厳しくなったあの局面、馬自身にも余裕がなかったかな。今回の敗戦を是非糧として欲しいところ。この馬、無事にいけば、まだまだもっと強くなれる!
スマノハピネスはよく粘った。マイペースで運べば、さすがに実績もある実力馬、渋太い。
スーパージョージはなあ・・・ホンマ脚の使い方が難しそう。道中なし崩しにダラダラそれを繰り出すとそれなりでしかないという。しかし溜めれば溜めたで届かないしなあ。去年のアラブ大賞典、あれは"夏の夢"か?
トチノグレイスも不発。「とうとう掲示板も外したぞ。これで"トチノグレイス5月ピーク説"はより確固たるものになったってことかぁ。」とTienさんが言及された通り。

レース後の表彰式、九州アラブグランプリの時は、珍しくニコニコニヤニヤしていた鮫ちゃんだったが、「らしくない。」という誰とはないファンの声が届いたか、この日は終始表情を変えぬ、いかにも彼らしい態度でありました。

ちょっと注目の最終第10レース
最終レースはB2の1400m戦。注目はコバツーウイング。道営所属だった昨秋、3歳で臨んだ重賞アラブ王冠にて、4つ年上の兄コバツーペガサスと一緒にバカ逃げして、共倒れになったということで、一部で有名。このレースを現地観戦した、宇田山さんやふささんらにとっては、因縁浅からぬ馬であるようだ。前々開催に当地移籍緒戦を走り、今日は荒尾3戦目。ここまでB2で2着4着。
さて今日の走り。ダッシュ良く、難なくハナを奪い、そのまま単騎逃げる。道中鞍上杉村クンが手綱を終始引っ張り気味で、「無理に抑えなくても行き切れば勝てると思うけど。」と、ちょっとハラハラしたが、それも杞憂。最後まで後続を寄せ付けず快勝。まだ4歳と若いので先がちょっと楽しみ。上位勢との対戦を観たいものだと思う。が、現在B2級というのは、出世階段は長そうだ。

おしまい
ということで、この日の荒尾遠征も無事終了。そしてこれで、2月の九州アラブチャンピオン以降、コンスタントに続いた九州アラブ古馬交流戦線も一息つく。年の後半、その舞台はない。次回のそれは、予定通りであれば来年2月初頭の九州アラブチャンピオン。半年先となる。半年先の九州アラブ事情、予測することは難しい。マノノトップガン、休みを充分に取りつつ王座堅持か。メグミダイオーの復権はなるか。はたまたキングダイオー、ミスターナタリー、ニシケンシーザーら、混戦の佐賀オープン勢から、誰かの躍進があるのか。それとも、新たな、予想もつかぬ転入馬が覇を唱えるのか?
個人的には、コウザンシンオーと"荒尾の夢"を見続けたいものだ。そしてもう1頭・・・
九州アラチャン、西日本アラブ大賞典、九州アラブGPにアラブ大賞典。九州にアラブ観に行く度に、ワシの馬券収支を赤字にし尽くした憎いヤツ。アンタだよアンタ。
「ワシのジョージはスーパージョージ!」

スーパージョージ(30KB)
スーパージョージなあ・・・
愛馬は時に悪魔でもある


2002.8.13 記

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