第34回摂津盃観戦報告

 2002.8.15、園田、1870m

はじめに〜「そして誰もいなくなりそうな」摂津盃
園田競馬、お盆開催恒例の大一番、摂津盃。サラ・アラ混合戦を除いた、兵庫のアラブ系古馬重賞としては、新春賞と白鷺賞共々、今や三つのうちの一つとなってしまった。僅かに残された大舞台、スター達が一堂に会するのを期待したのだが・・・
サンバコールはサラ相手に劇勝した兵庫大賞典以後休養入り。ハッコーディオスは新春賞勝ちの後、充分間隔を取って出走した3月14日の平オープン戦で、ランダムオークにまさかの2着敗退、以降実戦から遠ざかっている(この不甲斐なさは当時チクチクと批判したものだ)。3歳筆頭のフクパーク記念馬ミスターサックスも5月の時点で古馬オープン戦で楽勝しているだけに、出走があれば面白かったものを、楠賞2着の後はお休み。そしてワシュウジョージまでもが、7月の金沢セイユウ記念の後に戦線離脱で姿を見せず・・・
と、有力どころの多くが、ここに見向きもしない状況となってしまった。いくら暑さ厳しい真夏のレースであるとはいえ、これでは「タフなアラブ」も何もあったものではない。「アラブ系競走縮小、やがては廃止」は組合の施策であるとはいえ、残された活躍の場に活路を見出すだけの気概が出走馬陣営にないとあっては、それに抗うべくもない。まあこのあたりは、出走馬各陣営の都合もあろうが、ファンとしては非常に面白くないわけだ。
因みに同日、福山では、これもお盆開催名物の、ファン投票重賞金杯が施行。こちらは重賞ホースがズラリ登場し、灼熱のマイルに覇を競うことに。各地区の事情に違いはあろうが、この二場間の有力馬の稼働率と重賞への意欲、その温度差は甚だしい。よっぽど金杯に行きたかったのだが、旅程と経済上の都合から、半ばしょうがなく、今年は摂津盃観戦ということに。

午前中は仕事、午後から職場を脱出して園田へ。晴天だがモクモクとした雲が多く出ていて時折日が陰る。風はあるがやっぱり暑い。
阪神地方は朝方に少し雨が降ったのだが、到着した時点で馬場にはそんな湿り気など全くなく、馬場状態はバッサバサの良。

出走メンバーについて
問題の出走馬は内枠より以下の8頭。()内は騎手、斤量。
スーパーチャレンジ(尾林、53k)、ジョージサンキュウ(松浦高、52k)、ツバサイッセイ(岩永、53k)、クールテツオー(岩田、58.5k)、マサノライデン(松浦政、54k)、タカライデン(谷川、55k)、ホクセツジョージ(小牧太、55k)、ストロングゲイル(田中、55k)
ハンデ戦。出走馬は全て牡馬。

重賞ホースはタカライデンとクールテツオー、ストロングゲイルの3頭だけ、そのうちストロングゲイルの重賞の星は新潟所属時代のもの。タカライデンとクールテツオーは、共に兵庫アラブ3歳二冠馬だが、古馬重賞は未勝利。と、このあたり、出走馬の小粒さ加減が端的に出ていよう。
上記重賞ホースを差し置いて、重賞未勝利ながらも最大の注目馬になったであろうソレユケイチマツが、謎の回避。近走オープンで3連勝、前走遂に同期のクールテツオーを破り、絶好調のはずなのだが。「摂津盃の2着賞金 < 直後の開催のヒラオープンの1着賞金」とばかりに算盤弾いたんじゃないかという憶測も流れたりして。賞金体系のマズさが根源にあり、「名より実」を取りたくなる状況はわかる、が、こういう志の低さが、レースの盛り上がりを大きくスポイルするのだ。

パドックから発走まで
さてパドック。
1番スーパーチャレンジ。馬体張りは充分、濃い鹿毛の艶もピカピカ。パドックの大外を、チャッチャと首を上下させつつ、キビキビと、それこそ肩で風切るが如く颯爽と周回。この馬はホンマGoodLooking。目にしたことのある現役軽種馬の中で、一番オトコマエだと個人的には思う。が、実績はタダの万年ヒラオープン馬。4走前の勝ち星は実に約1年振りのもの。大敗、凡走繰り返しつつ、時に好走。逃げに近い先行馬だが、先手の取れぬ場合も少なくない。「もう騙されへんで!」とはまりおちゃん。それでも結局騙される?
2番ジョージサンキュウ。馬体重418kと軽量、馬格も痩せ形、ギスギスした感じ。毛艶は並。首の動きが細かい。2歳7月デビュー以来ほぼ不休で使われて4歳夏を迎えた。が、これまで40戦して僅かに2勝。3着4着がやたら多い(3着14回に4着8回!)ので、何だかんだで2、3歳の重賞戦線に乗り、アラブ古馬の在籍頭数の減少、層の薄化の中、オープンまで出世してしまった。
3番ツバサイッセイ。ゆったりのんびりとした周回気配。腰が弱いのか、フニャフニャしたトモの送り。毛艶が冴えぬのは元来のものか。3歳春にはクリスタル賞(フクパークトライアル)とフクパーク記念で、タカライデンの前にそれぞれ2着3着だった馬。近4走はA1クラスながら、2着2着2着で前走1着と好調のよう。差しプロパー。
4番がクールテツオー。周回前半はこの馬にしては気合い乗りに欠けた。が、やがて時折小走りを見せるようになった。馬体張りと毛艶はソコソコだが、相変わらずトモの踏み込みは浅い。ちょっと平凡。「あまりエエようには見えんなあ。」と、山ちゃんや浦さんらは一様にイマイチの評価を下していた。2ヶ月半振りの実戦となった前走はソレユケイチマツの前に差し競馬で2着。本来は逃げ・先行タイプだが、差しに回ってもこなせるよう。
5番マサノライデン。キビキビとした身のこなしだが、左トモの送りがギクシャクしているような。見栄えのする毛艶ではない。胴が短く腹が重いボッテリ体型。これはイムラッド産駒らしいところ。キン○マはやや下がり気味。下級条件から這い上がり、昨年4歳時に躍進、オープンまでたどり着いた叩き上げ。前々走のS1戦で勝利。追い込み一手。
6番タカライデン。昨秋の園田金盃4着の後、半年強の休養を取って戦列復帰、3戦を消化するも9着4着4着。成績も悪いが、走りの内容が全くピリッとしない。今日の馬体重453kは好調時の値と変わりはない。が、馬体に幅がなく、細い。ガッチリとしたとことが失せてしまっている。覇気が全くなく、首を高くしてしきりにキョロキョロと、散漫な動き。周回のスピードがのろく、厩務員さんに曳かれて後をついて歩いている。といった具合で、近況そのままのイマイチな見た目。「これではアカンやろ。」の声多数。主戦の赤木騎手が腰痛の加療中のため欠場で乗れず、谷川騎手が初騎乗のピンチヒッター。
7番ホクセツジョージ。馬体重496kは出走馬中最大。数字の通り雄大な栗毛の馬体。毛艶も張りも上々。ゆったりとした周回気配で、パドック映えは充分。「見た目エエやんか。」と浦さんや山ちゃんも。昨年の3歳初頭には、補助馬のトップをボールドヒリュウと争い、一般馬に混じっても、テツオーの次位集団の有力どころと目されたが、大一番では、フクパーク6着楠賞5着と停滞。その夏を使えず、半年休んで今年初頭、A3格付けで復帰。順調に好走しS1入り。前々走2着前走3着。
8番新潟公営最期の王者、ストロングゲイル。今年初頭、新潟県競馬廃止に伴い兵庫へ移籍。A2格付けからスタートして、5月5日のS1戦まで4連勝。しかしその後、突如10着大敗を喫し、以後それを含めて3戦未勝利。兵庫移籍後の彼には今回初対面、お目当ての1頭。黒鹿毛の毛艶はピカピカ。トモの送りが硬いのは気になるが、予備知識なくこの姿を目にすれば、格好イイと思うであろう姿である。「これが連勝してた頃の力戻ってるとなると、馬券的にはややこしなるなあ。」とは山ちゃん。が・・・新潟時代と比べて、大人し過ぎるのである。物見をする余裕まである。「何やあれ!汗も大してかいてないわ、大人しいわ、馬体重437kって、新潟時代から2,30kも減ってるわ。つぶらな瞳のこの馬なんて、信じられんわ。」と、かつての彼をよく知るディープさん。発汗ダーダー、常に鶴首で目を剥いて、口から泡吹いてパドック回っていた馬であるからして。

本場場入場から返し馬。クールテツオーはやや遅れて最後に登場。馬場に出るなり1コーナー方向に直行するのはこの馬の常。それにしても、兵庫では最近、出走馬がホンマに返し馬をしなくなった。入場して駆け出して、順回りに4コーナーまで走ってそのまま待機所に入ってしまう。再度ホームを流す馬は、今回1頭もいない。


ストロングゲイル(36KB)
ストロングゲイル、返し馬
これでホンマどうなのか?

地力を素直に認めれば、クールテツオー本命で何ら問題ないところ。しかしながら予想紙上には「ハンデ58.5kはガサのないこの馬にとってはキツい云々」だの「体調がどうのこうの」だのと、ネガティブなフレーズが目立つ。実際今日で今年6走目と、間隔を開けて、非常に大事に使われている感が強く、実力の割には、タフさに欠ける、ちょっとひ弱なイメージがつきまとう。それでも『キンキ』紙上、記者のシルシで◎が北坊氏のみというのは、他の記者、穴狙いのヤマッ気あり過ぎなんじゃないか。
このテツオーに比して、ホクセツジョージの評価が遜色なく高い。太さん鞍上は心強いが、この馬、そこまで強いのか?タカライデンも近走成績からすればシルシはかなり重い。そもそもこの馬、3歳二冠目の姫山菊花賞に勝って以来、1年10ヶ月未勝利やねんで。次いでストロングゲイルが概ね△格で、マサノライデンは×ズラリ。
このレース、テツオーの軸は問題なかろうが、他の有力どころには、低いオッズほどは信用できないな、と事前に思っていたワシ。ストロングゲイルだけは、応援の意味も込め期待して、テツオーとの組み合わせを一応の本線に据えるが、タカライデンとホクセツジョージに関しては、申し訳程度に止める。
ワシのお楽しみはスケベ馬券。まずはスーパーチャレンジ。ここは敢えてこの馬に騙されてみようと思う。ここから馬単で軽く総流し。そして、本腰入れて抜擢したのはマサノライデン、追い込み一発。鞍上松浦政宏jkも大一番の穴馬向きで、脚質的にも合おう。山ちゃんに狙いを問われて、この馬の名を出すと「いくら何でもここらあたり(の馬)までは出番ないやろ。」とバッサリ。「今日の展開的にはどうです。後ろから来れてます?」「まあ今日はサラのレースが大半で、後半バテてもサラの場合、前行った馬が押し切れてしまいよるよって、後ろからの馬は届いてないわな。でも大した追い込み馬が出てないから、馬場状態のせいだけどは言い切れんけどな。それにしてもマサノライデンかあ?何やこれ、いっつも出遅れしとるやないか。こんなんアカンて。」「でもタカライデンが、ここで一変すると思えますかぁ?ホクセツジョージだって、今日は見込まれ過ぎですよ、これ。それにオープンでまだまだ揉まれてませんもん。マサノライデンと言うほど大差ないでしょ。」などと続く。

レースなり
さてレース。距離1870m、発走地点は2コーナー。さすがに歴戦の古馬、すんなりゲートに収まり、速やかにゲートオープン。
ツバサイッセイが出遅れ気味で最後方から。マサノライデンの出も良くはない。一方好発を決めたのは大外ストロングゲイルと最内スーパーチャレンジ、共に前へ。この中へ、テンは並の出だったが、クールテツオーが二の脚鋭く割入り、絡んでいこうとする。が、ゲイルもチャレンジも譲らず、これを察知してか。テツオーはバック半ばで徐々に下げて、すんなり3番手に落ち着く。ホクセツジョージも好発、前3頭の直後4番手をすんなり取ったが、3コーナー手前で、タカライデンが掛かり気味に外から交わし、これが前へ。
最初の3、4コーナーあたり、当初は先頭外ストロングゲイル、差がなく2番手併走スーパーチャレンジだったところ、チャレンジが執拗にフロントを主張し、またゲイルも折り合ったようで、スーパーチャレンジが代わって先頭に立つ。ゲイルは単騎2番手。クールテツオーは直後まで迫ったタカライデン、ホクセツジョージと、好位集団を形成する格好に。
そして正面スタンド前。先頭スーパーチャレンジ。鞍上尾林の手綱は張り気味だが折り合いは問題ないよう、しかしこれでも馬はまだまだ行きたがっている感じ。2番手ストロングゲイル。四角あたりではチャレンジとは半馬身程の差だったが、次第にこれが開いていく。5馬身以上は離れて、3番手内クールテツオー、その外にタカライデン、さらに外目の直後ホクセツジョージ。タカライデンは明らかに掛かっている。数馬身後方の次列に内ジョージサンキュウ外マサノライデンが併走し、単騎殿にツバサイッセイ。
1コーナーを回り2コーナーにかけて、先頭スーパーチャレンジが一気に逃げる。2番手ストロングゲイルが下げたこともあり、後続とのリードがみるみる広がる。そのゲイルはテツオー以下の集団に追い付かれ、また、その好位から中団以下の隊列の間隔がかなり詰まる。
とにかく逃げるスーパーチャレンジ。一旦それはさて置いて。2コーナーから向こう流し。余裕の手応えのクールテツオーに比して、タカライデンは先程までの掛かり様とは打って変わって、鞍上谷川の手綱が動き出している。その割には動きが悪い。これはホクセツジョージも同様。そうこうしているうちに、次列からマサノライデンが内をスルスル上昇し、タカライデンと同位置、テツオーの直後まで押し上げる。
バック半ば、スーパーチャレンジを追うべくクールテツオーが加速した模様。これで隊列のペースが上がり、ストロングゲイルは3コーナーを待たずして、追い付かれ呑み込まれ、インでズルズル後退してしまう。3コーナーを回り、クールテツオーは単騎抜け出し2番手に。しかしタカライデンやホクセツジョージは三角手前で手応え悪く、付いていけない。
三分三厘、、スーパーチャレンジの逃げ脚もようやく鈍ってきたかというところへ、テツオーが追いすがってくる。徐々に差が詰まり、1馬身圏内に接近して4コーナーを回る。その後ろでは、内マサノライデン中タカライデン外ホクセツジョージが必死に追走、ゲイルは殿に落ちた。

最後の直線半ば(36KB)
最後の直線半ば
内で粘るチャレンジを交わすテツオーに外からマサノライデンが

そして最後の直線。コーナリングで一瞬スーパーチャレンジがテツオーを再び離すが、改めて加速するテツオー、残り100あたり、満を持して抜き去って先頭。後ろではマサノライデンが外に切り替え追い込みモード。タカライデンはこれに前を若干カットされる格好となったが、脚いろの差歴然で、万事休す。ホクセツジョージは外で全く伸びず早々に脱落。
一瞬「おっ!」と思わせたマサノライデンの伸び脚だったが、程なくテツオーがもうひと脚。岩田が右から持ち替えて左鞭一振りすると、スーッと加速、マサノライデンを突き放し、最後はその差1馬身半、手応えに余裕を残したVゴールとなった。
2着マサノライデン。スーパーチャレンジ、最後はマサノライデンにも3馬身交わされはしたが、充分残って複勝圏突入。ツバサイッセイが終い大外を追い込み4着。タカライデンは5着止まり。6着中団ママでジョージサンキュウ。ホクセツジョージは最後は7着まで落ちた。ストロングゲイルが結局最下位。

クールテツオー(36KB)
クールテツオー、ゴールへ
後続を振り切って、終いは余裕か

振り返って
クールテツオー、戦前挙がった様々な不安などどこ吹く風、終わってみれば完勝。強く、また自在性に富んだ勝ち方だったと思う。この後は、逞しく筆頭を目指してもらいたいものだ。斤量への泣き言は、あまり言って欲しくないところ。
マサノライデンはレースに見事にハマッて2着。後半の末脚はいいし、腰を上げたときに反応も良かった。今日は前半から中盤にかけての位置取りが中団と、この馬にしては随分な前付け。これも功を奏したか。しっかし鞍上政サマは、一発勝負に強いな。
スーパーチャレンジは、凡戦となりかねなかったこのレースを盛り上げた、最大の功労者だろう。尾林騎手が徹底先行して、行き切ったのが吉と出た感。中盤の大逃げから最後の直線にかけて、場内も大いに沸き、ワシの目もこの馬にほとんど釘付け。それにホンマ「夢を見た」ですわ。「レース後の場内に、『1−4』の目の外れ馬券、ムッチャ落ちてましたからね、パドックで騙された人、やっぱり多かったんでしょうね。その人らも、直線まで興奮したでしょうね。」とは、レース後に辻本くん。
ツバサイッセイは終い伸び脚が残っていてここまで届いた模様。好調さと地力の一端は見せられたろう。
タカライデンはまたも凡走。前半は掛かって後半伸びあぐねるという具合に、レースの流れに乗れていないし、地力を感じさせる局面は全く乏しかった。「そういえばこの馬掛かるよなあ、谷川、御すの大変だったろうな。重賞初勝利のチャンスどころじゃないな。」などと、後になって思った次第。
ジョージサンキュウはホンマにソコソコだなあ。ホクセツジョージも勝負所で流れに乗れず。それにしても今日は肝心な局面以降、全然走れていないではないか。
ストロングゲイルは折り合っても後半早々に後退で完敗。「この馬、ちょっと休ませた方がいいでしょう。後ろ脚の歩様、絶対変でしょ。ここに不安は常にあるようですけど。」と、某御仁が言及されたが。新潟時代、兵庫当初の4連勝の頃、そして現状、と、三つの時期の走りや馬体やキャラクターがバラバラなのが不可解。彼にとって、何が、どういう状況、状態が良くて、駄目なのか、何だかなあ。
「へー、マサノライデンそんな強い馬だったのかぁ。出世したよなあ。」と、ディープさんが皮肉混じりに評したが、2着に×ズラリのコテコテ穴馬が突っ込んで、中穴決着となった。本命テツオーの勝利はともかく、見込んだ穴馬がそれぞれ2着3着となって、予想も馬券も的中。これだけドンピシャなのも非常に珍しい。

おしまい
旧ウィナにて口取りの記念撮影。岩田騎手はお子さん二人を伴い現れ、一緒に収まって御機嫌か。報道サイドの人間の撮影が終わって後、厩務員さんがテツオーをお客さんの方に向けて下さり、お陰で、ドアップでテッちゃんが撮れましたです、アリガトウゴザイマシタ、厩務員さん。

おすましテッちゃん(36KB)
口取り終わって、おすましテッちゃん
「心配せんでもワシ、強いんやって!」

「馬券の盛り上がりはともかく、数少ない兵庫のアラブ古馬重賞として、こんな結末でエエのか?」と言われかねないレースだが、「このメンバーなんだから、まあしょうがないんじゃない?スーパーチャレンジ大逃げして、マサノライデンが追いすがって、スペクタクルとしては見応えあっただけましじゃん。」といったところだろうか。「そりゃアンタはいいよ。馬券当たって。」こんな突っ込み受けそうだけれど、応えは簡単。
「そんなん、当たり前やんか!」

2002.8.25 記

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