第32回帝冠賞観戦報告+マリンレオ、サラ系競走初出陣

 2002.10.23、名古屋、1600m

はじめに〜東海3歳重賞戦線のあらまし、そして今年の帝冠賞は?
現在東海地区に存在するアラブ3歳重賞は5つ。今回観戦した帝冠賞はその最後にして秋シーズン唯一のレース。世代限定戦の総決算が繰り広げられる競走、と一見思われるのだが・・・
第一弾オグリオー記念(笠松)は、近年2月施行ということもあり、2歳戦線の延長線上的色合いがまだ濃く、春のアラブカップ(名古屋)は、施行時期に揺れはあるものの、後述2レースいずれかもしくは片方の前説のような存在。そして5月笠松のアラブダービーと、梅雨時から夏先のアラブ王冠(名古屋)が、二大決戦でありクライマックス。
夏以降の3歳勢は、古馬戦の中で揉まれて出世していくのが東海の流儀であるようで、ここにおいて、帝冠賞というレース、「最終決戦」といった華やかなものではなく、ここまで重賞にありつけなかった面々の争いという性格が強いらしい。距離もやや短い1600m。尤も、この背景には、夏までと秋以降では、主力どころの顔触れが替わりがちであるという傾向もあるようだが。
が、今年は様相が違う。前期の大一番2つの勝利を分け合った、東海3歳の二強が揃って参戦。すなわちアラブダービー馬ホーエイトップとアラブ王冠馬キソノコウリューウ。両者共夏以降の調子落ちもないようだ。ホーエイトップは7月26日の準重賞ひまわり賞で2着に食い込み、次走のアラ・サラ混合重賞笠松オールカマーでは3番人気に支持されたほど(結果3着)。キソノコウリューウは既に古馬A2組戦で勝利し、さすがにまだA1戦では入着級ではあるが、その地位を着実に上げつつある。これまで両者の直接対決は2回のみ、各々が勝った重賞がそれ。ただキソノコウリューウはアラブダービーでは5着止まり(0.5秒差だが)、一方ホーエイトップはアラブ王冠も半馬身差の2着であり、この差は両者の評価にやや影響を及ぼしているような。血統的背景(これは後述)もあり、注目を浴びるホーエイトップに比して、キソノコウリューウはちょっと地味な感は否めない。

加えて同日、帝冠賞をも凌ごうかという注目のレースが組まれることが判った。すなわち現役日本最強アラブ、マリンレオの、サラ系競走初登場(これまでアラ・サラ混合の重賞、開設記念には2度出走しているが、ここで闘ったサラは中級条件馬のようだ。また、純然たるサラ系戦は今回初)。まずはA2組での出走となった。アラブのレースにおいては頂点を究め尽くしたこの馬が、次に目指すのはサラ重賞制覇、その門出となる一戦である。
というわけで、3歳二強の3歳最終決戦にマリンレオ、見逃す手はないと、土古まで出掛けた次第。因みにワシ、東海の3歳重賞を現地観戦するのは、今回初めてなのである。いかに東海地区と疎遠であるか、バレてしまう。

正午に職場を脱出して急いで名古屋へ。競馬場には2時50分頃到着。第10レースのサラA2組み戦のパドック開始に間に合った。
清々しい秋晴れの天気。爽やかな気候。馬場状態は稍重発表だが、砂に湿り気は感じられない。

注目の第10競走、すなわちマリンレオ、サラ系競走登場
到着して程なく、マリンレオの出走する第10競走、かえで特別のパドック周回が始まった。
マリンレオは4号馬。首を小気味よく上下させて、伸びやかに周回する、いつものマリンレオの身のこなし。秋の西陽に栗毛が輝く。歩様は並、それでもトモの歩幅は充分出ている。出走するサラには目方の重い馬が多いこともあろうが、一様に胴回りが重くボッテリしており、マリンレオの方が格段にスラリとしてシャープ。「サラの方がアラブよりスマートでしなやか」という一般論なんて全くアテにならないと思う。
『競馬エース』のシルシはオール◎。「この馬アラブのくせにそんなに強いんけ?」「おお、強え強え。逃げても差しても、どっからでも勝てるしよ。」「ほー、確かにシャキッと歩いとるがや。一番見た目ええぞ。」などど、ドロドロの馬券オヤジたちも会話していた。
本馬場入場から返し馬。マリンレオ1頭だけが、まる1周流して再度キャンターでホームを走っていった。ゆったり楽走だがフォームは柔らかい。
「単勝2倍くらいつけば一点勝負だな。」などと思っていたのだが、そのオッズ、直前まで1.0倍のまま、とても買えん!

さてレース、距離は1600m、3コーナーのポケットから四角を目指しての発走。
マリンレオはさほど良い発馬ではなかったが、それでも内から鞍上山田クンに若干押されて前へ。これで四角手前では逃げ馬の直後2番手に付ける。近走のレオのポジションとしてはやや前か。やはりサラ戦ということで、万難を排した先行策か。
正面スタンド前でも2番手。先頭の馬の1馬身弱直後外にピッタリ。1、2コーナーからバック前半にかけては多少リラックスして距離を置く。そして三角手前、山田クンが手綱を軽く押すとスッと上昇し、これで先頭に。三分三厘では1馬身程度差をつける。山田クンの手は動いているようにも見えたが、それはレオの首使いに手綱を合わせているだけのよう。
そして最後の直線。「相手はやはりサラ、終いの伸びが違うとすればここからどうか?」などと思ったが(そして山田クンも恐らく思ったろう)、それも全く杞憂。マリンレオ、追い出されるとスッと伸びる。レオ1頭だけ観ていれば何とも事も無げなのだが、後続がみるみるチ切れていくという、いつもの光景が現出された。強いて挙げれば、その追い方はやや強めで、ゴール直前で1発鞭が入った点が目立ったくらい。結局2着馬に6馬身の差をつけての1着入線。

勝ちタイム1分40秒8、これはアラブ系マイル戦のレコードにコンマ2差、ごくフツーに走ってこの時計、速い。サラ系のそれとしても恥ずかしくないもの。
とまれ、サラのオープンに互していくに足る能力が実戦で証明され何より。新たな挑戦はまだ始まったばかり。どうやら当初出走を考えていた、次週時開催の東海菊花賞には進まぬようで、当面の目標は年末の地元サラ重賞、名古屋記念とのこと。期待と夢が膨らむ、今回の勝ち星だったろう。よしよし。

帝冠賞、出走メンバーについて
さて話題は帝冠賞に。この日の最終第11競走に組まれている。出走馬は内枠より以下の通り、フルゲート12頭。()内は騎手、性、斤量。
キソノアキリューウ(藤原、牡、55k)、ホーエイトップ(安藤光、牝、54k、笠松)、イズミファイナル(山田、牝、53k)、ケイエムファースト(小山、牝、54k)、アズマエリート(岡部、牝、54k)、ビソウラベンダー(上松瀬、牝、54k)、キソノコウリューウ(戸部、牡、55k)、スプランディード(佐藤、牡、55k、笠松)、ヒルノエンブレス(深見、牡、54k)、セントレア(兒島、牡、55k)、キティヨシノ(宮下、牝、54k)、ココロノイズミ(濱口、牝、54k、笠松)
別定重量戦。笠松からホーエイトップ、スプランディード、ココロノイズミの3頭が参戦。牡馬5頭牝馬7頭。
2歳重賞ジュニアキング馬ナニワレディーやオグリオー記念馬ハマミフレンドは出走登録なく、アラブダービーとアラブ王冠を共に3着のアイシスエールも回避。これでますます、冒頭に記した二強対決の色合いが濃くなった。個人的にはアイシスエールのアヤシイ差し脚が気になる存在だったので、ちょっと残念。

第10競走と帝冠賞の間に、広域場間場外発売される姫路の姫山菊花賞の中継が挟まるので、見物の両レースの間隔がタイトにならずに済んだ。姫山菊花賞といえば、昨年まで兵庫のアラブ3歳重賞だったレース。今年から東海・北陸・近畿地区交流サラ重賞となってしまい、それが故での場外発売である。私的には、これがサラ重賞となったおかげて、迷うことなく帝冠賞観戦となったわけだ(毒)。

パドックから発走まで
そして帝冠賞のパドックタイムとなる。
1番キソノアキリューウ。一目で毛艶の悪さが判るほど。トモの送りも硬くギクシャクしており、歩幅も出ていない。近5走3勝2着3回の上昇馬で、前走A6組戦1着。ここは試金石の一戦とのことだが、案外の見た目。
2番がホーエイトップ。明るめの鹿毛、その毛艶は一見好感、その実はソコソコか。馬体張りは良い。トモの送りはややギクシャク。フォルムと顔立ちに何とも品がある、なかなかに美人。笠松オールカマー3着の後は9月13日の東海グローリ4着で、これが前走。道営デビューから昨年末に笠松へ。ホーエイヒロボーイ産駒の大型素質馬にして、あのミスターホンマルの半妹ということで、当初から注目度と期待が高かった馬である。
3番イズミファイナル。これもトモが硬い、ギタバタとした歩様。馬体重442kの通り、コンパクトな馬格。近5走1勝2着3回、前走2着だがこれは3歳1組戦であり、いまだ古馬編入に至っていない。
4番ケイエムファースト。スラリとした首を前に伸ばしてのんびりと周回。馬体張りや毛艶は並で胴回りは若干緩めだが、身のこなしは柔らか。なかなか好印象の1頭。アラブ王冠11着も、5走前に勝利し、以後4走2着1回3着3回と堅実。前走はA7組戦3着。
5番アズマエリート。胸前の血管が異様に浮き出ている。何だか胴回りの毛並みが縞しまになっていて妙。ちょっとヒ腹が上がって見えるフォルム。上山デビューで2歳夏の重賞若草賞3着馬、昨晩秋に当地へ。5走前ケンタウロスカップに動員され8着だったが、以後1着2着1着で前走A4戦も勝った。近走差し脚が目立つ、躍進馬のよう。
6番ビソウラベンダー。左トモの送りが付いてこない、感心しない歩様。栗毛の毛艶はまあまあ。馬体重430kの軽量のままにスリムな馬体だが、これもヒ腹が乏しい。アラブ王冠9着、4走前3走前をそれぞれA8戦A7戦で連勝したが、前々走と前走は共にA5戦で6着4着、壁か。デビューは兵庫。
7番がキソノコウリューウ。首を時に左右時に上下にと終始振って、厩務員さんの曳き綱をガッツンガッツンやらかして、気配は相当煩い。前肢もトモも踏み込みは充分出ていて力強い。ただし滑らかさはない。骨量も筋肉も豊か、そして胴詰まりのガッチリ体型。ケツの力感とボリュームが出色。馬体重464kの馬のそれには見えない。アラブ王冠勝利の後は、古馬オープンで7着4着、A2に落ちるもここは1着、それが前々走で、前走オープン6着。このあたり「古馬混合戦でちょっと苦戦気味なのは、3歳重賞での走りからすれば物足りないですねえ。」と3号馬さんが後日言及された。
8番スプランディード。ちょっとキョロキョロと落ち着かないような。首の付く角度が立っていて、それ故だろう、重心が高そうな体型。スリムなのだが馬体張りが今一つで腹も緩そう。あのムーンリットガールの仔ということで、これも当初より注目度の高かった馬。2歳時は成績今一歩だったが、徐々に出世し、夏に躍進した。7月以降の7走を4勝2着2回3着1回の好成績でここへ。前走が笠松のA3特別を3着。
9番ヒルノエンブレス。馬体重440k、コロコロとして小柄な馬体。ちょっと背垂れか。気配は地味で平凡。いまだ古馬編入に至らず、近5走で掲示板に載ったのは3走前の2着のみで、前2走は3歳1組戦で共に8着。劣勢。
10番セントレア。480kは+8k、この上げ幅は出走馬中最大。さすがに少々胴回りは太いかも知れぬが、実入りは充分で張りもあって、重々しさや緩さはない、好馬体。歩様も問題なく歩幅もある。目を惹く。ジュニアキング3着馬だが、その後半年休養して、上半期の重賞戦線に乗れなかった。8月20日に復帰し、3歳1組戦2鞍とA8組戦、3戦3勝してここに出走。
11番キティヨシノ。馬体重430kの軽量馬で前走比+-0kだが、腹が重めでとにかくそのラインが太過ぎ。一方後半身は細く、その貧相さが、腹回りとの対比で一層強調されている。のほほんとした雰囲気で、根拠は説明し難いが、どうも幼さを感じる。アラブ王冠12着、5走前から3走前を3連続2着して、前々走勝利で前走A6組戦を3着。
12番ココロノイズミ。首をキビキビ上下させて、いい感じで気合いが入っているように見える。しかし毛艶は悪いし、トモの踏み込みも力強くない。アラブ王冠8着の後約1月半休み、以後3戦2勝2着1回でここへ。前走は笠松のA4組戦勝利。これが出走馬中最も逃げたいクチか。
ということで、概ね落ち着いた各馬の周回気配である。一番煩いのがキソノコウリューウだったりする。人気は薄いがケイエムファーストとセントレアに好感。ホーエイトップは出来云々より、元々のルックスの良さを感じた。キソノコウリューウは何とも興味をそそるスタイル。「骨太で筋肉質ながらも胴長ゆったり体型。」というのは、強いミスターヨシゼン産駒にありがちなフォルムだが、その「胴長」を「寸詰まりの胴」に変えるとこうなるのか、というサンプルみたいで、非常に興味深い。

ホーエイトップ&スプランディード(53KB)
ワタシたちボクたち、注目の血統馬!
左ホーエイトップ、右スプランディード

本馬場入場。キソノアキリューウが真っ先に姿を現し、入場口から一角方向へ直行。他の馬は誘導馬に続いてスタンド前を行進するが、必ずしも隊列は整ってはいない。各馬バラバラに反転して順回りに駆け出す。最後にキソノコウリューウが、かなり口向き悪く、ホームの大外を通過していく。全馬そのまま三角前まで走って、3コーナーの待機所に直行。再度ホームを流してくる馬は1頭もいない。

予想。ここは素直に二強を信頼。投資額の半分は馬複で、半分は馬単、コウリューウがアタマでホーエイトップに。ワシはコウリューウの方が上だと思っているので。オッズは、単勝も連単も二強が拮抗。当初はホーエイの方が若干人気していたが、締め切り間近になってコウリューウが逆転。

レースなり
第10レースと同様距離1600mなので、スタート地点は3コーナー。
ゲートオープン。全馬ほぼ横一線のスタートだが、まずダッシュが目立ったのが大外ココロノイズミ。そしてキソノコウリューウ、これまでは時にゲートで後手を踏んでいたそうだが(アラブダービーなど)今日は好発、中から前へ。そしてインでホーエイトップも。結局4コーナーまでに、ハナはココロノイズミが取り切って、この外へスプランディードが差がなく追走。次いでやや内にコウリューウ。
正面スタンド前。先頭引き続きココロノイズミ、手綱は緩んで楽な逃げか。半馬身から1馬身弱の差で、外からスプランディードがピッタリ2番手、こちらは馬が口を割っている。2馬身弱あってキソノコウリューウが内で3番手、これも首を上げて明らかに掛かった感じ。その2馬身弱後方外目にホーエイトップが4番手。ここでやや開いて、以降は中団一塊り。内イズミファイナル中ヒルノエンブレス外セントレア、次列内アズマエリート外キティヨシノ、キソノアキリューウはやや開いたさらに後ろ。

1周目(29KB)
1周目正面スタンド前、先行勢
先頭ココロノイズミ2番手スプランディード

1、2コーナーから向こう正面、ココロノイズミとスプランディードは変わらずほぼ併走で進む。このあたりでキソノコウリューウがゴチャゴチャっとする、その実はスポンと内から外に出したらしい。ホーエイトップは若干控え気味なのか、前2頭からの差は開いた。
勝負が動き出すのはバック後半から三角手前。前がペースアップしたのか、そろそろとばかりホーエイトップが鞍上安光に仕掛けられ始める。これで上昇開始。アズマエリートはホーエイの直後の位置取りだったが、鞍上岡部の手綱が激しく動き、付いていくのは難しい状況。一方前では。懸命にハナを死守せんとココロノイズミは必死なよう。しかし逃すまじとばかり外からスプランディード、三角周回で勝負に出る。さらにここへ、キソノコウリューウがスプランディードの外へ迫る。三分三厘では、それを追ってホーエイトップも接近、コウリューウのさらに外へ。最内ココロノイズミは苦しくなったか。4コーナーはこれら4頭がワサッと広がって、内からココロノ、スプラン、コウリューウ、ホーエイの並びで周回。
そして最後の直線勝負。4頭横一線は束の間のこと。最内ココロノイズミがまず脱落し、スプランディードもやがて降参。残り150以降はやっぱり二強の勝負。先んじたのはキソノコウリューウ、しかし残り100あたり、外ホーエイトップの伸び脚がいい。2頭馬体が完全に並ぶ。一見勢いはホーエイトップが優ったような。しかしここから抜かせないのがキソノコウリューウ、残り僅かでもうひと脚使って粘り込む。
そして決着。勝者、残したキソノコウリューウ。ホーエイトップ、クビ差及ばず2着。

キソノコウリューウ(43KB)
内キソノコウリューウ、残してV
外ホーエイトップを抜かせず

この後ろは4馬身差で、3着にスプランディードが持ちこたえての入線。4着中団から押し上げたと思しきセントレアがクビ差まで迫って。5着好位からアズマエリート。ココロノイズミは6着に落ちた。

振り返って、そしておしまい
ということで勝者はキソノコウリューウ。終いは一見接戦であったが、「何だか随分余裕をもってしのぎ切ってるなあ。」というのがリアルタイムでの印象。交わされる気がしなかった。三角までは次列追走、勝負どころで取り付いてフロントへ、そして終い粘り切る、何とも味のある競馬だったと思う。その一方で、道中の掛かりっぷりと多少ギクシャクした走りでもあり、課題は残ってもいようか。それにしてもこの馬、ちょっと渋いオモシロサがある。
ホーエイトップは、敗れこそすれまずまずなのでは。逃げ・先行に拘らずとも、好位差しできそうなレースセンスが感じられた。ただ『競馬エース』のHP掲載の、安光jkの戦後談を読むに、追ってから遊ぶ面があるそうで。それもあって、終い差し切れず、コウリューウが余裕で残した印象が強まったのやも。
スプランディードは渋太く好走できたかと。実のところ『競馬エース』紙上に「使い詰めで出来落ち心配。」との見立てが載り、その通り正直どうかとも思ったのだが、最近の良積と出世の通り、地力も上がっていたということだろうか。
セントレアはレース中の印象皆無なのだが、2歳時の格を考えればこれだけ走っても不思議はなかろうか。ココロノイズミは見せ場を作れただけましか。この馬、揉まれ弱いそうで、大外枠は願ったりだったろう。

馬券は堅く的中。しかし馬単360円のところ枠単390円で、ちょっと失敗。
最終レースでSPII競走、口取り撮影なしかと思いきや、ウィナにキソノコウリューウ、登場。SPIIなので優勝レイはないみたいだが、鞍とゼッケンを解かれた裸馬状態で関係者さんと口取り写真に収まっていた。そして表彰式の後、戸部騎手にサインお願いしたら、案の定(この人、絶対サイン書いてくれないらしい)断られてしまった。チエッ。

以上、東海3歳重賞最終戦として、まずまず締まったレースとなってくれ、観戦した甲斐があったな、と。今後は彼ら彼女らの、古馬戦線での活躍を期待しよう。そしていつの日か、古馬重賞の晴れ舞台で、また逢おう。

2002.10.29 記

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