第23回ファン選抜アラブチャンピオン観戦報告

 2002.12.31、荒尾、2150m

はじめに
荒尾競馬、大晦日恒例の一戦、ファン選抜アラブチャンピオン。荒尾所属馬のみによるレースながら、1着賞金400万円は、九州交流競走である九州アラブグランプリやアラブ大賞典を差し置いて、当地のアラブ系競走としては最高額である。「今度の西日本アラブ大賞典(3月佐賀にて施行される兵庫以西交流の大一番)の1着賞金、大きく減って500万円(昨年までは1000万、今年は700万)ですからねえ。それ考えたらムッチャ高いですよ。」「今の高知ならこれで重賞4つできる。」と、"同志"ディープさんやさまにべっぴんさんが指摘するように、この賞金額はまさに破格。ではあるのが・・・
問題はその出走馬選定。レース名の通り、ファン投票のうえ決定される(得票上位馬+数頭の主催者推薦馬、これも投票対象馬の中から)のだが、投票対象は既存のA級上位馬ばかりで、これには転入から日の浅い馬や、イキのいい3歳馬(クラスが最上位のイマリオーエンスでもA3相当)や中級条件からの上り馬が含まれない。当然の帰結として、出走馬の多くを、荒尾ローカルの"ド"ヒラオープン馬が占めることとなった。今年の荒尾3歳上位勢は、なかなかにイキのいい面々であり、レースを面白くする上でも、これに参戦の余地を是非与えて欲しいものだとは、地元ネットファンの第一人者"荒尾競馬の決め手"さんならずとも思うこと。

出走メンバーについて
このようないきさつのもと、選出されてレースに臨む馬は内枠より以下のフルゲート12頭。()内は騎手、性齢、斤量。
ワールドアイ(古泉、牡8、55k)、テイオーノカガヤキ(△村島、牡6、52k)、マルトウブルショワ(嶋崎、牡9、54k)、スーパージョージ(牧野、牡5、55k)、サンポーエイト(☆椎葉、牝5、52k)、ハイメイカー(セ4、尾林、54k)、シルバーハヤカゼ(杉村、牝8、54k)、アロマ(吉留、牡5、54k)、イセイチフブキ(後藤、牡8、55k)、セフリテンリュウ(新町、牡5、54k)、シルキーオー(吉田、牡5、54k)、コウザンシンオー(西村、牡4、55k)
別定重量戦。ただし村島騎手と椎葉騎手はそれぞれ2k減と1k減の減量騎手で、ここにもそれが適用されている模様。

注目は何と言ってもコウザンシンオー。今年11戦して8勝2着2回3着1回。2着の一方と3着は九州AGPとアラブ大賞典、いずれも九州交流戦で、佐賀のマノノトップガン(両レースの勝者)とニシケンシーザー(アラブ大賞典2着)に先着を許したもの。対地元馬に限れば、2月のB1B2戦でシルキーオーに負けただけで、圧倒的な戦績を残している。ここは当然確勝体勢、大本命評価を背負って臨む。
他には、佐賀から昨年初めに転入して躍進し、ようやくA級上位まで上がってきた巨漢素質馬で人気者のシルキーオー。昨年佐賀所属でアラブ大賞典を圧勝したスーパージョージ。今年18戦11勝2着3回の上り馬で熊本県産の星、しかしオ○マのハイメーカー。今夏佐賀から転じ当地7戦1勝2着4回で堅実なアロマ。これらが2着候補と目されようか。イセイチフブキや熟女シルバーハヤカゼも健在。個人的にはワールドアイに会えるのが嬉しい。

荒尾へ〜当日の概況
昨年と同様、前日までは名古屋の実家で過ごす。実は当初12月29日には、笠松で2歳重賞ジュニアキングが施行予定で、これも観るつもりだったのだが、アラブ2歳馬の入厩はこの世代で終了いうことで、一向にそれが進まぬ彼の地の現状にあって、中止となってしまった。観戦可能なレースを一つ損してしまった。
さて当日、実家から早朝名古屋空港へ、そして空路で福岡まで。荒尾には正午前に到着。
天気は晴れ、薄雲がちょっと広がる程度。到着した時点では風も弱く穏やかで過ごしやすい陽気だったが、午後になり時間が経つと、風も強くなってかなり冷え込んでくる。
馬場状態は良。砂の表面は乾いている。そしてやっぱり今日も、走路の中程のラインだけ、砂の見た目が内外のそれと違う。

パドックから発走まで
メインレースは第9競走。第8競走との間に佐賀のメインレースの場外発売を挟む。荒尾競馬場は施設のレイアウトが福山とほぼ同じ。パドック側はスタンドの東なので、この時季この時間になると翳る。"リーダー"前田っちと、その寒い日陰で、佐賀メインレースの確定まで待たされて、ようやくのことで出走馬がパドックに登場する。
1番ワールドアイ。相変わらず馬体を大きく見せるし、胴の実入り充分なのもこの馬なり。踏み込みも力強い。ただし毛艶はソコソコ、そして何より、顔も馬体の雰囲気も、ちょっと老けたように感じられる。前走前開催のA1戦(距離1500m)で6着だったが、これは落馬のあおりを受けてのものらしい。今年1年A1の常連で17戦4勝2着4回3着2回。尤も、良積は前半に集中しているのだが。
2番テイオーノカガヤキ。胴長体型の大型馬。その長い胴はやや緩めで、毛艶はまあまあ。しっかり踏み込んでいて、歩幅も大きい。前走前開催のA2A3戦(距離1500m)5着。昨年このレースの2着馬だが今年は良積に欠けた。
3番マルトウブルショワ。ゴツゴツガタガタの冴えないフォルム。毛艶も悪い。前走前開催のA2A3戦10着。昨秋までは笠松所属、当地では18戦未勝利。
4番スーパージョージ。馬体張りはこの馬としては最高ではないが、この中にあってはさすがに上位。腹回りはこの馬らしくなくポテッとしている。それでも胸前の筋肉は逞しく、歩みは力強い。気配は割と大人しい。前走前開催のA1戦7着、距離が短いと駄目なクチ、前々走は二千戦でシンオーの2着。
5番サンポーエイト。冬毛ボーボー。「道産子並みにひどい。」と、さまにさんらと言い合う。馬体もポッチャリ太くて印象悪い。前走前開催のA1戦では落馬競走中止だった。
6番ハイメイカー。異様に脚長でさらに首が高く、いかにも重心高そうな体型。それでありながら寸詰まりな胴体で、非常に個性的なフォルム。「何やムッチャ脚長いな。」と、ディープさんも口にする。馬体張りはある方で、気合い乗りも目立つ。前走前開催のA2A3戦を2着。
7番シルバーハヤカゼ。8歳牝馬だが、歳を取っても変わらず張りを維持している。ただし若干太めでフォルムのキレは失せたか。それでもこの中では平均以上のルックス。歩様や身のこなしが硬いのはこの馬なり。。前走前開催のA1戦4着。かつてのように逃げ・先行競馬は叶わなくなっているようだ。
8番アロマ。ちょっと腹の重い体型ながら、張りと毛艶は一見いい。その実はまあまあの程度だが。キビキビとした身のこなしでこれは好感。前走前開催のA1戦2着。逃げも可能な先行タイプ。
9番イセイチフブキ。全く大人しい気配。毛艶も大したことなく、トモのボリュームなど、全盛時のそれを望むべくもない。馬体重479kにも現れているように、馬が小さくなってしまっている感。と、ワシは思ったのだが、"大御所"Oku師匠は・・・(それは後述)。前走前開催のA1戦を3着好走したが、これは短距離戦であるが故、今となっては長丁場だと逃げ脚が保たないよう。
10番セフリテンリュウ。膨張カラーの芦毛とはいえ、胴の線がひと目で下がっていると判る弛んだフォルム。首を下げて地面の匂いを嗅いでいるかのよう、落ち着かない。前走前開催のA2A3戦8着、格下だが近走良積はない。
11番シルキーオー。馬体重564k、サスガに大きい!胴回りの厚さが尋常ではない。毛艶はこの中ではいい方。身のこなしは気っぷよく、それでいてのほほんと周回。ギタバタの歩様。とにかく規格外のデカさ大味さ。約半年の休養明けだった前走前開催のA2A3戦、逃げ切り勝利でここへ。
そして12番がコウザンシンオー。毛並みはよく観察すれば平凡だが、この中では水準以上。実入りも充分で張りもまずまず。トモ、ケツの逞しさは素晴らしい。ゆったり余裕の周回気配で、トモの踏み込みも力強く、そして深い。3歳時から比べると、ホンマ立派な馬になった。前開催は休んだので前走は前々開催のA1戦有明賞、二千戦を後手踏みながらも差し切って勝利。アラブ大賞典3着以後、これで4連勝。
どの馬もちょっと毛艶は落ち気味で、馬体も重いかなあというのが全体的な印象。

ハイメーカー(40KB)
ハイメーカー、パドックに登場
脚の長さ、わかりますでしょうか?

本馬場入場から返し馬。コウザンシンオーのダクは前肢を伸ばして前に投げ出す妙なフォーム。そしてまる1周半、非常に強いキャンターで突っ走った。「気合い入り過ぎなんじゃないか?」とはさまにさん。スーパージョージはパドックで牧野騎手が跨って、メンコを外された時点で俄然気合いが入って、それを維持しつつ本馬場へ。首をグッと下げたフォームのキャンター。ワールドアイは真っ先に回ってきて、この馬らしいキビキビとしたキャンターを披露。シルキーオーは比較的リラックスした走り。アロマはホームストレッチを外ラチ沿いに逆走。ハイメーカーとシルバーハヤカゼは並んでダクで正面までやって来る。

予想。軸はシンオーで大丈夫だろう。考えるのは相手だけ。ワシは「惚れた者の弱み」で、今回もスーパージョージへ厚く。そして堅実そうなアロマと、差し脚よさそうなハイメイカーへ。以上の馬複と、欲をかいてジョージ→シンオーの馬単まで買う。シルキーオーは軽視し難いが、距離二千超の長丁場でどうか?と思い、買わない。
「うっそ!?シンオーとスーパージョージの組み合わせのオッズ、安過ぎるやんけ!うーん悩ましい。」とリーダー。この馬複が3倍とつかない。「スーパージョージだなんてまだ言ってるんですか?もう買いませんよ。」とはディープさん。それでいながらワールドアイはちょっと買ったようで。

レースなり
さてレース。距離2150m。スタート地点は2コーナー、ここから1周と3/4。
※このレース、リアルタイムの記憶、いつも以上にあやふやです。細かな誤り、あると思われますが、お許し下さい。
ゲートが開く。大外シルキーオーやサンポーエイトが好発のように記憶しているのだが、これらを制して、中からイセイチフブキが、鞍上後藤クンに押されて押されてハナに立つ。ややあって内からマルトウブルショワが2番手に続き、シルキーオーはこの外目に位置する。最初の三分三厘ではイセイチが独走単騎逃げの体に持ち込んだ。注目コウザンシンオーの姿は先団になく、これは中位以降からの競馬のようだ。
そして正面スタンド前。先頭変わらずイセイチフブキ。後続との差は5馬身はあろうか。2番手内にマルトウブルショワ、シルキーオーはややあって外3番手。この1馬身くらい後方インにスーパージョージ、これまでになく前半から前々の競馬。外目同列にアロマがいる。この両頭の直後間で、サンポーエイトとシルバーハヤカゼがタイトに併走。コウザンシンオーはこれらを内直前に見ての中団8番手。次いでインにハイメーカー。ここで切れてセフリテンリュウが続き、ワールドアイとテイオーノカガヤキが仲良さそうに(?)最後列でトコトコ追走。シルキーオーからハイメーカーまでが割と前後等間隔の先団・好位、隊列はかなり縦長。

1周目(37KB)
最初の直線、先頭快走イセイチフブキ
3番手外の桃帽がシルキーオー

1、2コーナーから向こう流し。先頭はイセイチのままだが、2番手に早くもスーパージョージが押し上がる。これは全く意外な展開。ジョージ応援人のワシとしては、いつイセイチを捉えるかが関心事となる。が、向こう正面レースが進行するも、その気配は少しもなく、イセイチが先頭を走り続ける。もう一つ意外だったのがシルキーオー。バック半ばで既に鞍上隆二さんの手綱が動き、先団・好位勢の真ん中をズルズル後退してしまう。「駄目か、シルキーオー。」地元のシルキーオー隆二コンビのファンだと思しきお客さんから声が挙がる。
レースは3コーナーを過ぎる。やっぱり来たのはコウザンシンオー。バック後半から仕掛けたようで、外外を回って、先頭イセイチの位置まで一気。三分三厘苦もなくこれを交わし去って、四角周回では確勝体勢に持ち込んだ。
ということで、コウザンシンオー、最後の直線は単騎独走、余裕綽々で、一年最後をキッチリ決める優勝のゴールに飛び込んだ。

コウザンシンオー、ゴール前(37KB)
コウザンシンオー、ゴールへ独走
最後まで力強く

さて2着争い。とにかくイセイチフブキの逃げが渋太い。いち早くこれを追ったスーパージョージの方がむしろ先に脚が鈍ってしまい、四角あたりインで脱落。アロマは先団を持ちこたえていたようだが、ここへ、ちょうどシンオーを追う体裁でやって来たのがハイメーカー。これが最後の直線、粘るイセイチに単騎肉迫。暫しの追い比べの結果、残り50を切って、外から差し切ってハイメーカーが2着。勝ち馬とは5馬身差。イセイチフブキは結局1馬身半屈した3着。
以下はリアルタイムでの印象皆無。4着好位からシルバーハヤカゼが2馬身半まで迫って。スーパージョージは結局5着。ワールドアイとテイオーノカガヤキが後半追い込んで6着7着。アロマは最後の直線止まったか8着に落ちた。シルキーオーは9着敗退。セフリテンリュウは後方ママで10着。ブービーのマルトウブルショワと最下位サンポーエイトはそれぞれ大差遅れての入線。

西村騎手、昨年のメグミダイオーに続き、2連連続でこのレースを制することとなった。そして昨年と同様、ゴール後馬場をまる1周して、パートナーをウィニングランに導く。「また今年もエイキチ、ウィニングランだよぉ・・・」と、リプレイ確認するのにお互い忙しい"首領"Tienさん共々言い合うところ、ホームにやって来る。鞭はスタンドに投げ入れるわ、左手を高々と挙げて顔はニコニコだわで、まさに「エイキチ、"ザ・天然"オンステージ」でありました。

コウザンシンオー、ウィニングラン(33KB)
コウザンシンオー、ウィニングラン
そして邪気無く手を振るエイキチ

振り返って、そしておしまい
コウザンシンオー。やはり地元では敵なしか。他馬との能力差歴然、如何様にも勝てるといった風情であった。捲り一気の競馬もその印象を助長する。これ、何となく「鮫ちゃんの荒尾長距離必勝法」に似ている。ひょっとして西村騎手、それにヒントを得たか?年が明ければ、2月佐賀の九州交流、九州アラブチャンピオンから、3月佐賀西日本アラブ大賞典、そして全国交流福山のタマツバキ記念へと、大舞台が待っている。まずは打倒佐賀、打倒マノノんを目指して、頑張って貰いましょう。
ハイメーカーはなかなかにいい差し脚だった。取り敢えず上り馬の彼が2着に入線して、今後の荒尾競馬がより楽しみとなったとも思う。キャラと脚質、何となく3歳クニノオーカンと似ているような。同じ九州産(とはいえこっちは熊本産、あっちは鹿児島産なのだけれど)ということで一層そう感じられるのだろうが。
それにしてもイセイチの3着にはビックリ。結局単勝最低人気だったようで、また、この複勝が2,510円もついた。何とこの複勝、Oku師匠が買っていたという。「どうしてこれが買えたんですか?」と問うと、師匠曰く「だって意外に見た目よかったでさ。」。続けて「確かに道中ペースはスローで、後半まで単騎逃げさせてもらえたからな。あれ早目に2、3頭に来られると駄目やったろうけど。そりゃ恵まれた面は大きいとは思うよ。」と。ではあるが、粘ったイセイチも、これに注目したOku師匠も、共にお見事!
シルバーハヤカゼもイセイチ同様大健闘。イセイチもそうだが、1日経てば加齢して9歳、数え歳なら10歳でっせ。このオバハン、ちょっと凄いかも。
スーパージョージはホンマに意外な早目2番手だったのだが、末脚が全くなかった。それにしてもジョージよぉ、何故ワシが現地で応援すると、馬券に絡んでくれぬのだ?今年は結局5回アンタの馬券買って、全て無駄になった。ワシ、発狂しそう。
ワールドアイの追い込み競馬は、今年の常套手段のようだ。まあ先行力がなくなってきているが故とも思われるが。しかし長丁場とはいえ掲示板を際どく外すあたり、齢を経て能力値が漸減傾向な感は否めない。
アロマは案外。シルキーオーはあまりに早々に後退してしまった。長距離戦への適性は疑問だったにせよ、これでは評価のしようもない。まあ、今後に期待しようか。

馬券は一応的中。馬複770円もまずまず。が、ジョージにドンと賭けていたので、結局トリガミ。ナミダ・・・「へー、ハイメーカーなんて買ってたんかぁ、ふーん。」と、至極冷淡だったのは我が同志。そのココロは未確認。

冒頭に記したような異様に高い賞金も、勝つべき馬が勝ってそれを得たとあれば、「まあ、いいのかな。」と思うわけだ。獲得賞金は競走馬にとっては最も分かり易いステイタスの証。400万円、その足しに充分なったろう。
その賞金、無駄にすることなく、荒尾筆頭の看板引っ提げて、Go!
荒尾の夢は、終わらない――


2002年、決算報告、そして御礼をば
これにて、2002年、ワシのアラブ重賞観戦報告、完筆でございます。
ここでちょっと昨年同様、また自己満足的なきらいをお許しいただいて、決算報告を。
今年観戦が叶ったアラブ(が出走した)重賞の数、昨年の51を越えてしまって、結果54。書いた観戦記は非重賞の福姫交流を加えて、55本となりました。
年頭には「こんなこといつまで続くのか?続けられるのか?」と、ワシ自身非常に懐疑的であったところ、序盤のダッシュが効いて、そのまま1年をやりおせてしまいました。むしろ「現地で観たい!」と思ったら最後、我慢が出来ないとう、「アラブ依存症」はさらに進行してしまい、「『狂ったアラブの亡者』かもなあ、ワシ。」と、自問することしきりなのであります。「内容は常識的(ミーハーだけれど)だから、まあいか。」ということで、その辺は折り合いつけていますけれど。
今年も各地の現場にて、たくさんの方にお目に掛かり、楽しいひとときを過ごさせていただき、また、馬やレース等について、多くの適切な御教授をいただきました。この場を借りまして、皆様に厚く御礼申し上げます。
併せて、いつも拙観戦記にアクセスしていただいております、数少ない読者の皆様にも、改めて感謝の意を。
最後に、この厳しい時代に生きて闘う、そしてワシに観戦記書かせてくれる、全国のアラブのスターたちにも、
「ありがとうね。」と。

2003.1.7 記

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