![]() マルサンウイザード、ゴールへ 伏兵、まんまと逃げ切る |
![]() ゴール前、届かないダイニアキフジ 鞍上鋤田センセイ必死の形相も・・・ |
今回の鞆の浦賞ですが、わたしの感想を述べますと、消極的にすぎたレース展開だったな、と思います。特にマルサとユキノホマレ。「アキフジに届かないのは致し方ないにしても、他のライバルには負けたくない。」とばかりに、互いに牽制し合った部分もあろう。が、結果、2着すら叶わず。各馬の入線タイムとその差からもそれはありありと窺われる。3着ユキノホマレと最下位とのタイム差は僅か1秒、6馬身弱圏内でのこと。勝ち馬とユキノホマレとが0.9秒差である。つまりは、勝ち馬はまんまと行き切って、それを単騎追った本命馬が地力なりに2着、それ以外の面々、殊に差し馬勢は、終盤慌てふためき追い上げて、トホホな接戦混戦、ということ、だ。
マルサは野田騎手のコメントからするに、無茶してでも一縷の望みを、というほどの期待もしてなかったようですが、結果先行馬が2頭になってしまってそのまま「行った行った」ですから、戦犯の1頭でしょう。
また、ユキノホマレは明らかにゲートが悪いというかダッシュ鈍いというか。過去、下級条件を目の覚めるような末脚で勝ち上がってきた馬が初重賞で壁に当たるのは何度も見てきたこと。5連勝とはいえ、考えてみたらモナクカバキチだって休養挟んで4連勝だったんじゃないの。鞆の浦賞に限っていえば、過大評価だったかもしれませんね。
しかし、パドックの出来の差とはいえ、前走で負かされてる方のフォートワースを取ったのは反省ですねぇ。素直にマルサンウイザードを買ってりゃ・・・。
でも負け惜しみに過ぎませんから、前向きに前向きに。