スポニチ杯 第6回荒鷲賞観戦報告

 2002.10.13、高知、1900m

はじめに
高知競馬、秋の3歳重賞、荒鷲賞。初夏のマンペイ記念、7月の南国優駿に続く、高知アラブ系3歳三冠競走の最終ラウンドである。同日に他地区でアラブ重賞はなく(当初は益田の鴨島特別が施行予定であったのだが、益田競馬はお盆に廃止されてしまったので鴨島特別も消滅)、迷うことなく高知行きとなった。これでワシは、昨年末の2歳重賞銀の鞍賞も含め、この世代の重賞を全て現地観戦することになった。

当日の概況
当日朝7:30三ノ宮発の高速バスに乗車。11時半前に高知着で、12時過ぎに、はりまや橋のバス停にやって来るファンバスに乗り競馬場へ。車内には"同志"ディープさんが。競馬場に着き、スタンドに上がると、高知の主もりも先生、ちょっとお久しぶりの電設の男@ともろうさん、そして"神出鬼没"のさまにべっぴんさん、かかしまつり賞に続き遭遇。
この日は11レース施行でメインレースの荒鷲賞は第10レース。第1レースから第8レースまでサラの下級条件戦ばかりで、興味をそそられる番組が皆無。実は翌日がアラブデー(2歳1組戦や古馬A級戦2鞍など)だったりする。よって3時過ぎまで、非常に暇に過ごす。
天気は曇り時々晴れといったところ。事前の予報ではこの日だけちょっと崩れるとのことだったが、その気配はなくやれやれ。南国高知も10月半ばとなればさすがに秋めいたか、風は涼しい。ただ日が差すと日向はまだまだ暑い。
馬場状態は良。乾いている。さまにさん曰く、「完全な先行有利、前に行った馬がそのまんま上位入線している。」とのこと。ただ第7レース後に散水車が出動し、これで展開的にややこしくなったようだ(これについては後述)。概ねどのレースでもコースの最内は避けられて、インの馬でも馬場二分どころあたりである。

出走馬について
さてメインレースの荒鷲賞、出走馬は内枠より以下の11頭。()内は騎手、性、斤量。
クロシオキング(西内、牡、55k)、チュウオーボス(川江、牡、55k)、テイケイミチカヒメ(花本、牝、53k)、ユタカオヤシオ(鷹野、牡、55k)、スカイプリティー(北野、牝、53k)、カミケンマック(倉兼、牡、55k)、ハッピースカイ(中西、牝、53k)、マルチタイガー(徳留、牡、55k)、チュウオーシャトル(西川、牝、53k)、ユタカタイガー(山北、牡、55k)、ヒダカシュウホウ(中越、牡、55k)
牡馬7頭に牝馬4頭、牡馬55k牝馬53kの定量戦。

「今年の高知3歳世代には、確たる中心として常時戦線を引っ張った馬がいなかったなあ。」というのが、ここまでの個人的感想。銀の鞍賞馬ヒダカシュウホウ、マンペイ記念馬テイケイミチカヒメ、南国優駿馬カミケンマックと、これまで消化した3重賞それぞれ勝ち馬が異なるわけだが、いずれもその重賞勝ちがピークという感ありありの戦績である。年明けからマンペイ記念までのテイケイミチカヒメの連勝・躍進が、強いて挙げれば目立ったが、その後の彼女を見るにつけ、今となっては、「世代総体の停滞期がここにあった」ことの証のように思われてしまう。
が、今回、三冠最後の一冠を争うに不足ないメンバーが揃い、興味深い一戦となった。上記の重賞ホース3頭も全て登場する。しかしながら中心馬にして最大の注目馬はそれらにあらず、スカイプリティー。6月に兵庫より転入し連勝、他地区デビューのため南国優駿への出走権はなく登場は叶わなかったものの、その時点で既存の有力どころを全て下していたという、"隠れトップ"。出来落ちなく夏も越したようで、本日予想紙上では、ズラリ本命。馬券的にはその相手探しのみが焦点となろうが、アラブ競馬ファンとしては、生え抜き勢の奮起、そして熱戦を期待するところなのである。

パドックから発走まで
さてパドックタイム。
1番クロシオキング。黒鹿毛の艶はなかなかに良好。張りもある。425kと軽量ではあるが、ややヒ腹が上がってトモも乏しい馬体か。前々走までは2組待遇で重賞初登場。前走は前開催の荒鷲賞トライアル(以下TRと略)で8着最下位。格下の感は否めず。
2番チュウオーボス。馬体重537kは出走馬中最高。確かに大柄だが、筋肉の付きと実入りに欠けるような。腹回りも緩いしトモの力感もない。重賞は銀の鞍賞以来。前走は前々開催の1組戦で9着。
3番テイケイミチカヒメ。馬体は雄大で、まだら芦毛ながら毛艶と張りもいい感じに見える。踏み込みも悪くない。キョロキョロと辺りを見回しながらの周回だが、煩いわけでもない。南国優駿2着の後は古馬混合C級で2着4着、そして前走C1特別で勝利。近走はハナを切って逃げてはいないようだが、可能ならば逃げたいしその方が良かろうと陣営は考えているようだ。
4番ユタカオヤシオ。明るい鹿毛の馬体は充分な張り。毛艶はパッと見良好だがその実はソコソコ。トモの踏み込みは平凡か。南国優駿時よりガッチリしたフォルムになったような。南国優駿3着の後は1組戦を連勝し、前走TRは2着。南国優駿までは1勝馬だったので、この連勝は意義があったろう。
5番がスカイプリティー。スッキリスリムと言えば聞こえがいいが、何とも華奢な馬。431kと馬体重も軽いが見た目はもっと細い。スラッとしてかつゆったりした首差しと胴。オカノヒリュウ産駒は、素晴らしく雄大な馬格の父と異なりこうした細身の馬が多いような気がする(カチカチヤマやスターライトマルコも然り)。そして何より、この馬、顔がムチャムチャ小さい。周回気配はチャカチャカとかなり煩く、途中でパドック入り口で隔離されるほど。正直あまり感心する見た目ではない。転入来4連勝で臨んだ前走が、前々開催の南国乙女賞、牝馬限定戦の準重賞を2着。勝ち馬は今年最大の上り馬チュウオーパールなので、この2着は戦績の傷に全くならない、むしろ株を上げるもの。
6番カミケンマック。筋肉ムキムキで、殊に胸前の厚さの目立つ馬体はこの馬ならでは。毛艶も張りもいい。キビキビとした身のこなしで歩様も力強く、パドックの大外を周回。南国優駿時気になったトモの送りの悪さは感じられなかった。と、かなり好印象なのだが、南国優駿1着後の戦績が、古馬混合D級で1着6着4着と振るっていない。ピークを越えたのか、ちょっと気になる。
7番ハッピースカイ。時折チャカつく。右トモを引きずったビョコンビョコンとした歩様でこれは明らかにおかしい。毛艶はまあまあ。馬体が薄く、スマートながらちょっと重心が高そうなのは、ヘイセイパウエル産駒にありがちな馬格だと思う。道営デビュー馬。前々走1組でユタカオヤシオの2着、前走TR4着。
8番マルチタイガー。馬体の実入りは良好で鹿毛の艶もなかなか、皮膚は薄そう。馬体重457kと目方はミドル級だが胴が詰まったギュッとした馬格。やや煩い感じもあるが、気合い乗りは上々。今年前半は不振と休養で不本意に過ごしてしまったが、南国優駿5着の後は古馬混合D級で2着2回、そして前走TRを逃げ切り勝ちし、復調気配ありあり。2歳時ヒダカシュウホウ共々二強と目された素質馬が、舞台のセンターに戻ってきたような。出来は文句ない、要注目。
9番チュウオーシャトル。馬体重429kは前走比-9kで、近走でも最も軽い値。あまり減ってほしくなかったなというのが感想。だが、若干細いものの、スカッとシャープに出来上がったようにも見え、悪くない印象の馬体。とてもキビキビとした身のこなしで、次第に気合いが乗ってきて、周回後半はスッチャスッチャと小走りするほど。皮膚も薄い。格下で臨んだ南国優駿が4着、以後1組で2着3着、前走TRは3着、すっかり上位に定着した。あのチュウオーパールの全妹であり、個人的期待馬でもある。自然と評価は甘くなる?
10番ユタカタイガー。トモの踏み込みはいいが肩の出がギクシャク。胴回りはボワンとして締まりがない。お盆開催までは福山所属、最終格付けは3歳6組。前走が高知緒戦で2組戦を2着。
11番ヒダカシュウホウ。馬体重416kは前走比-16k。元々小柄な馬ではあるが、それでも常時430k台でここまで走ってきた馬なので、これは減らし過ぎでは。相変わらずコロンコロンな馬格にくすんだ鹿毛の毛色と、見栄えはしない。トモの踏み込みも浅め。ただ周回を重ねるに連れ、気合いは乗ってきた。2歳王者も3歳になってからは僅か1勝、結局マンペイ記念と南国優駿にも姿を見せなかった。近3走も8着6着そして前走TRも6着。追い込み一手の脚質で展開に左右されるとはいえ、どうにもこうにも。
マンペイ記念や南国優駿の時に比して、出走馬の見た目のレベルがかなり高くなっているような気がした。個人的に特に好感を抱いたのはチュウオーシャトルやカミケンマック、マルチタイガーあたり。テイケイミチカヒメやユタカオヤシオもなかなか。
「止まれ〜」の号令が掛かり、騎手が騎乗する際、ユタカオヤシオがなかなか止まろうとせず厩務員さんを手こずらせていた。

本馬場入場から返し馬。スタンド前を実に整然と入場行進をして、各馬ゆるりと。カミケンマック、スカイプリティー、チュウオーシャトル、マルチタイガーと、注目どころ4頭が集団でホームを流して行く。「一度にドバッと通過するなよ。」と、写真撮影するもりも先生やワシはてんてこ舞い。カミケンマックは軽快に、チュウオーシャトルは強めではないがフォームはキビキビと。スカイプリティーは鞍上北野騎手にガッチリ手綱を抑えられているものの、それ以上に走りたがっている感じ。マルチタイガーは今日はピーキーなところはない。テイケイミチカヒメは楽走。最後にユタカオヤシオがじっくりと流して行った。

予想。感心しないパドック気配ではあるが、スカイプリティーを信用して。2着は外すまいと思い、これを軸に馬複で。相手筆頭は期待のチュウオーシャトル。あとは保守的にテイケイとカミケン、そして堅実なユタカオヤシオ。
もりも先生は「ワタシは初志貫徹でチュウオーシャトル、スカイプリティーとの1点(この初志は南国優駿の拙観戦記の末尾にその旨記述あります)。」「スカイプリティーは南国乙女賞のチュウオーパールから測っても地力は抜けてるとは思うよ。」とも。電設師はスケベ馬券師の本領発揮で、お楽しみは枠で7−7のゾロ目、すなわちマルチ−チュウオー。マルチタイガーはワシも気になるが距離不安が気になり買わず。「(マルチタイガーはともかく)テイケイミチカヒメが長距離保つわけないでしょう。」とはディープさん。これには「でも南国優駿みたいに道中楽ぅに流れればどうでしょね。」と、ワシは甘い見立て。「テイケイが距離保ってマルチが駄目という、その違い、根拠は何やねん?」と問われても、返答に困るのだが。「マルチタイガーはTRの千六勝っちゃったし、調子も戻してるみたいだからねえ。ただここは、馬よりむしろ、鞍上の徳さん(徳留騎手)が気になるんですわ。何かやってくれる人ですから、彼は。」とはもりも先生の談。

レースなり
いよいよレース。距離1900mの発走地点は2コーナーを回ったところ。
ゲートが開く。内テイケイミチカヒメ中ハッピースカイ外マルチタイガーが、馬体を並べてハナを切らんと猛ダッシュ。程なくハッピースカイは下がるが、テイケイミチカヒメとマルチタイガーは互いに譲らず、バックストレッチをどんどん進む。先行3頭の後ろは早々に間隔が開いて、追走する集団のアタマは内からユタカオヤシオ。スカイプリティーはそれにピッタリ続く。直後外にカミケンマック。やや開いてチュウオーシャトルがややインコース、外にユタカタイガー、チュウオーボス。ヒダカシュウホウとクロシオキングが後方から。
3、4コーナーあたりで既に、先行3頭と以下とは間隔ドカ開き。先頭争いはどうやらマルチタイガーが勝ったよう、2番手テイケイ3番手ハッピー。直線を向いて程なくのあたりがテンの3ハロン通過地点、実況の橋口アナの告げるその走破タイムは38秒3、明らかに速い!
正面スタンド前、先頭マルチタイガーと2番手テイケイミチカヒメの差は2、3馬身くらい。1馬身半ほど遅れてハッピースカイが続く。ここで大差開いて、集団の先頭はスカイプリティーに。1馬身弱下がった内にユタカオヤシオ。そのイン直後にチュウオーシャトル、同列外にカミケンマック。やや下がって外目にユタカタイガー。ヒダカシュウホウはこれらの後ろをトコトコ追走。最後方で1頭スローダウン、これはチュウオーボス、結局一角前で競走中止。
1周目、先行3頭(26KB)
1周目、正面スタンド前、先行3頭
先頭マルチタイガー2番手テイケイ
1周目、好位以下(26KB)
1周目、正面スタンド前、好位集団
そのフロントにスカイプリティー

1、2コーナー、先頭マルチ2番手テイケイの間隔はほぼ変わらず。そして向こう流しへ。二角を回ってユタカオヤシオが再度スカイプリティーの前に出る。が、スカイプリティーは離されない。
3コーナーを前にして、前3頭とそれ以降の集団との差が詰まる。やがて3番手ハッピースカイは脱落。先行二騎ではマルチタイガーの手応えの方がいい。テイケイは鞍上花本のアクションが大きくなる。そしてここへ、スカイプリティーが自力で寄せる。チュウオーシャトルもインからスッと加速。後方ではヒダカシュウホウが妙に好反応。
三分三厘、テイケイは遅れ、マルチタイガーが粘るところ、外からスカイプリティーが襲来、一気に交わして四角手前で先頭に躍り出る。内を衝いてチュウオーシャトルも押し上げる。ユタカオヤシオはモタモタしている。加えて加えて大外を回してヒダカシュウホウが。全く伸びないカミケンマックやタレたテイケイらは既に交わされている。
そして最後の直線、先頭はスカイプリティー、外から内に次第に寄りつつゴール目がけて一目散。終いは余裕充分な体勢で、重賞制覇のゴール。鞍上北野騎手、お約束の大きなガッツポーズ。

スカイプリティー(37KB)
スカイプリティー、Vゴール
北野騎手、ガッツポーズ

しかし2着争いは熾烈。馬場真ん中で何とか持ちこたえるマルチタイガーを、直線に入って程なくチュウオーシャトルが内から差して2番手に。「よっしゃ出来た!」と思うところ、大外からヒダカシュウホウが転がってくる。これが残り50から30でチュウオーシャトルを蹴落として2着に食い込んだ。結果としてスカイプリティーに2馬身差まで迫っていたようだ。3着チュウオーシャトルは1馬身半差。マルチタイガーがそのまま4着、4馬身差。1馬身半差の5着にユタカオヤシオ。テイケイミチカヒメは結局6着。7着中団ママでユタカタイガー、8着何も出来なかったカミケンマック、9着後方ママのクロシオキング、ハッピースカイが沈んで10着。

実のところ、リアルタイムでのヒダカシュウホウの追い込みはかなり唐突で強烈。先頭のスカイプリティーにカメラをずっと向けていたので尚のこと。チュウオーシャトルのイン差しは把握していたので、てっきりそれが2着だろうと思ったところ、外から出現したのは中越騎手の勝負服だったという・・・
「うわ〜1着3着だよぉ〜!ヒダカシュウホウ、何ぁーんでここで来るかあ!」と、もりも先生以下一同これには大迷惑。「徳さんと花本、ホントにやり合っちゃっうんだもんなあ。」とも。おかげで前半は超ハイペース、結果追い込みヒダカシュウホウに出番が回ってきたということか。「やっぱり7レース後に水撒いて展開傾向変わったよなあ。いきなり差し・追い込み決着連続だもん。」さまにさんがぼやく。これには地元の事情通のオカタから「まあ前半は下級条件ばっかりだったしね。それにしても今日の前半戦は一様に恐ろしくタイムが遅くてねえ、『一体何なんだこれは!』って感じだったんだよ。」とフォローが入った。

ヒダカシュウホウ(33KB)
ヒダカシュウホウ、ショウジキメイワクナンダケド
これは返し馬の姿

反省、そしておしまい
スカイプリティー。南国乙女賞にてチュウオーパールの2着はやはり伊達ではなかった。あのパドック気配とルックスで圧勝されたら、これはもう能力が抜けていたと言うしかない。距離1900mも難なくこなした感。因みにオカノヒリュウ産駒としては、ボールドヒリュウに続き2頭目の重賞ホースとなった。
しかしヒダカシュウホウはなあ。2周目バックでの反応は珍しくすんなり鋭く見えたし、テン乗り中越騎手の好騎乗とも言えようか。が、成長の全く感じられぬ馬体を見るにつけ、どうしても「たまたまハマったな。」という印象の方が強いのだが。まあ今後、コンスタントに複勝圏入りするようならば、「復活2歳王者」と認めてあげよう。
チュウオーシャトル、惜しい!南国優駿時来の「成長力を期待できる。」「距離延びても良さそう。」といった、もりも先生やワシの見立ては間違っていなかったわけでもあり。斬れのある好位差しで「よっしゃ!」と思ったのだが。まあこの先まだまだ楽しみできそうなので、「姉に続け!」とばかり、頑張ってもらおう。
マルチタイガーは前半の競り合い、それも猛烈ペースの走りで力を使いながらも、よく4着に残った。停滞を完全に脱した感。距離不安も跳ね返してのものだけに収穫あるレースだったと思う。
ユタカオヤシオはやはりジリと言おうか脚が勝負弱いと言おうか。そもそも勝ち負けまで地力が足りぬ感がなくもないが。予想紙上に「内にササる走りだから出来れば外を回りたい。」との鷹野騎手のコメントが載ったのだが、結局内内の道中進行だった。
テイケイミチカヒメはマルチタイガーとの競り合いで完全に敗北といったところ。やはり距離が。南国優駿2着が、道中いかにヌルく進行して終いまで余力が残ったが故のものかが、図らずも浮かび上がったような。
カミケンマックは全く見せ場のない敗戦。スピードと粘りの片鱗すら見られず。結局近走の戦績そのままに出来落ちもしくは頭打ち気味なのか。

これにて高知の3歳大舞台は終了。この後は古馬に揉まれる日々へと突入。高知の古馬上位戦線は、他地区からのベテラン転入馬が幅を利かせるところで、生え抜きの若い馬たちは苦戦気味、そもそもなかなかA級上位まで出世して辿り着けない傾向が強い。が、それを乗り越え、以後の躍進を期待。以上、三冠最終戦の観戦報告、その結びとして――
追記:スカイプリティー、全日本アラブグランプリ、挑むのであれば、頑張れ。

2002.10.16 記

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